やあやあ、久しぶりに「この人はすごい!」と心から唸らせてくれるニュースに出会ったよ。おじさん、もうね、思わずテレビの前で正座しちゃったよ。
86歳が「1+1もわからん」と言いながら中学へ!
2026年春、あの「スーパーボランティア」こと尾畠春夫さん(86歳)が、夜間中学へ入学したんだ。本人の言葉が傑作でね、「1+1もわからんような86歳のじいさんが入ってきたけど、よろしくな」って自己紹介したらしいんだ。
まあ、聞いてくれよ。この方、ただのおじいさんじゃないんだ。2018年8月、大分県日田市で行方不明になった当時2歳の男の子・藤本理稀(よしき)ちゃんを、なんとわずか20分以内で発見したことで一躍全国に名前が知れ渡った人物なんだよ。
当時、警察や消防など総勢2000人以上が3日間にわたって捜索しても見つからなかった子が、尾畠さんが山に入って驚くほど短時間で発見されたんだ。その後メディアに引っ張りだこになっても「ボランティアに見返りはいらない」と言い続け、インタビューの謝礼も断り続けた。おじさんもたいがい頑固な方だが、この人の頑固さは別格だよ。
尾畠さんのボランティア人生、その規模がすごい
30年以上、自費でボランティアをやり続けた男
尾畠春夫さんは大分県日出町(ひじまち)の出身で、元々は鮮魚店を長年経営していた。2007年に店を畳んでから、本格的にボランティア活動に専念するようになったんだ。
活動の内訳がまた豪快でね:
- 2011年の東日本大震災では岩手・宮城・福島各地へ駆けつけ、長期にわたって瓦礫撤去や泥出し作業を続けた
- 2016年の熊本地震でも現地入りし、炊き出しや片付けを支援
- 2018年の西日本豪雨では岡山県倉敷市真備町での活動中に、前述の大分での行方不明児発見の一報を受けて駆けつけた
移動には古い軽ワゴン車を使い、車中泊しながら全国各地の被災地を回るというスタイルを貫いてきた。活動費はすべて自腹。年金などの収入からやりくりしているという。
なぜ「スーパーボランティア」と呼ばれるのか
ボランティア活動歴は、本格化してからでも約20年に及ぶ。延べの活動日数は数えきれないくらいで、自ら「日本中を回り続けた」と語っている。
見返りを一切求めない姿勢と、専門家顔負けの山岳経験・サバイバル知識を持つことから「スーパーボランティア」という呼び名が定着した。2018年の子ども発見後には内閣府から表彰も受けたが、本人は「そんなものより、また現場で動かせてくれ」という姿勢を崩さなかったんだ。
86歳の「入学」が教えてくれること
おじさんに言わせれば、尾畠さんの夜間中学入学にはふたつの大きな意味があると思うんだ。
ひとつは「学ぶことに年齢は関係ない」という、これ以上ない証明だよ。算数の基礎から始めると自ら宣言して入学する86歳の姿は、「今から始めても遅い」と思っている人たちへの最強のメッセージじゃないか。
もうひとつは夜間中学という場所そのものの認知向上だね。尾畠さんほどの知名度がある人が入学することで、「こんな学校があるんだ」「自分も行けるかもしれない」と思う人が全国に必ず増えるはずだ。それ自体が一種のボランティアになっているとも言えるよ。
尾畠さんのモットーに学ぶ
彼が繰り返し口にしてきた言葉がある。
「自分が楽しいから、やってるだけ。感謝されたいとか、見返りが欲しいとか、そんな気持ちは一切ない」
これ、簡単なようで相当難しい境地だよ。普通の人間、おじさんも含めて、何かやったら「ありがとう」の一言くらい欲しいじゃないか(笑)。でも尾畠さんは本気でそう言って、本気でそう生きてきた。
20年以上そのスタンスを貫いて、86歳で「勉強したいから学校に行く」と入学する。もうこれはひとつの人生哲学だよ。
まとめ:おじさん、今日は本当に感動したよ
ちょっと聞いてくれよ、尾畠春夫さんのニュースを聞いて、おじさんは改めて「生きることへの好奇心」の大切さを感じたんだ。
86歳で「1+1もわからん」と笑いながら夜間中学の門をくぐる姿。30年間、被災地を渡り歩いて人の役に立ち続けた姿。全部ひっくるめて、尾畠さんという人間の格好よさだよ。
君もさ、「今さら遅い」なんて思っていることがあったら、尾畠さんのことを思い出してほしいんだ。86歳が算数の勉強を始めるんだぞ。遅いなんてことは、何もないよ。
おじさんも負けてられないな。さて、今夜は何を勉強しようかな。
おじさんのうんちく:「夜間中学」ってどんなところか知ってたかい?
夜間中学(正式名称:夜間学級)は、日本に2024年時点で全国40都道府県に約100校以上設置されている(文部科学省調べ)。戦後の混乱期に学校に通えなかった人や、外国籍の住民、不登校経験者など、様々な事情で義務教育を受けられなかった人たちのための場所だ。
実は戦後しばらく、特に昭和20〜30年代には「働きながら学ぶ」ことが当たり前の時代があってね、昼間は工場や農業で働いて夜に中学校に通う子どもたちがたくさんいたんだよ。その流れで設立されたのが夜間中学の原点なんだ。
2016年には「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」が制定され、夜間中学の整備が国として推進されるようになった。だから今まさに、全国的に増えている教育機関なんだよ。尾畠さんみたいに「学び直したい」という高齢者の入学も、実は珍しくないんだ。