やあやあ、久しぶりだね。今日はスポーツブランド好きにはたまらない話をしようじゃないか。

最近、街を歩いていると袖に独特のシェブロン(V字)ストライプが入ったウェアを見かけることが多くなっただろう?そう、ヒュンメル(hummel)だよ。あのデンマーク発の老舗スポーツブランドがいま、日本でじわじわと再注目されているんだ。

ヒュンメルって、そもそも何者なんだ?

まあ、聞いてくれよ。ヒュンメルの歴史は意外と古くてね、1923年にドイツのハンブルクで創業されたんだ。創業者のアルバート・メスマーがスポーツ用品のメーカーとして立ち上げたのが始まりさ。会社名の「hummel」はドイツ語で「マルハナバチ(バンブルビー)」という意味で、ロゴマークにもしっかりミツバチが使われている。

その後、1970年代にデンマークの実業家に買収されてデンマークブランドとして生まれ変わり、1979年にはデンマーク代表サッカーチームのオフィシャルサプライヤーに就任。ここから「デンマークのブランド」というイメージが世界に定着していったんだ。

袖のシェブロンストライプが象徴するもの

ヒュンメルといえば、やっぱり袖のあのV字ストライプが目印だよね。正式には「シェブロン(Chevron)」と呼ぶこのデザイン、1970年代後半から採用されたブランドの顔なんだ。アディダスの3本線、プーマのフォームストライプに相当する、ヒュンメルならではのアイコンと言えるね。

このデザインが「レトロかっこいい」という評価を受けて、2010年代以降のヴィンテージスポーツウェアブームとともに世界的に再評価されるようになった。

デンマーク代表との深〜い縁

サッカーファンならよく知っているだろうけど、デンマーク代表はヒュンメルのユニフォームで1992年のUEFA欧州選手権を制覇している。あの大会は、当初出場予定だったユーゴスラビアが政治的理由で除外されて急遽デンマークが参加、なんと優勝してしまったという劇的なストーリーで知られているね。あのときのユニフォームがヒュンメル製だったんだ。

その後いったんナイキに切り替わった時期もあったけど、2017年にデンマーク代表はヒュンメルとの契約を復活。2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会でもヒュンメル製ユニフォームを着用して世界の注目を集めたよ。

おじさんの豆知識コーナー:ヒュンメルはサッカーだけじゃなかった!

ヒュンメルといえばサッカーのイメージが強いけど、実はハンドボール界でも圧倒的な存在感を誇っているんだよ。ヨーロッパハンドボール選手権ではデンマーク、ノルウェー、スウェーデンなど北欧の強豪国が軒並みヒュンメルと契約していて、ハンドボールの聖地・北欧ではほぼ定番ブランドと言っても過言じゃない。

さらに、日本においても2009年から川崎フロンターレのスポンサーを務めていた時期がある(現在はイクスタス・スポーツが代理店として展開中)。Jリーグとも縁があるブランドなんだよ。

それと、ヒュンメルが「ライフスタイルブランド」として展開を強化したのは2000年代初頭で、スポーツウェアからカジュアルファッションへの領域拡大を宣言。これが後のヴィンテージブームと見事に合致したわけさ。

日本でのヒュンメル人気、なぜ今なんだ?

おじさんに言わせれば、今のヒュンメル人気には明確な理由があるんだよ。

ひとつはY2Kファッション(2000年代初頭スタイルの復活)のトレンドだね。2023〜2024年ごろから日本でもZ世代を中心に「ちょっと古めのスポーツブランド」が再評価されていて、ヒュンメルのシェブロンデザインがその象徴的なアイテムとして注目されているんだ。

もうひとつはデンマーク・北欧スタイルへの憧れ。「ヒュッゲ(Hygge)」という北欧の心地よいライフスタイルの概念が日本でも浸透してきた2015年以降、北欧発祥のブランドへの関心が高まっているんだよ。

現在の展開と価格帯

日本国内ではヒュンメルジャパンが展開を担っていて、フットサルやハンドボール向けの競技ウェアから、カジュアル用のスウェットやスニーカーまで幅広いラインナップがある。価格帯はTシャツが3,000〜8,000円前後、スニーカーが8,000〜15,000円前後と、他の欧州スポーツブランドと比べてリーズナブルな設定になっているのも人気の理由のひとつだね。

まとめ:100年企業の底力を見くびるな

創業から2023年で100周年を迎えたヒュンメル。ドイツで生まれ、デンマークで育ち、今や世界40カ国以上でビジネスを展開する老舗ブランドが、いまのトレンドの波に乗って再び輝いている。

流行り廃りのスポーツブランドとは違って、100年の歴史に裏打ちされたデザインの一貫性と品質があるから、長く使えるのがヒュンメルの魅力だよ。

ちょっと聞いてくれよ——次にスポーツウェアを買うときは、みんなが持っているブランドじゃなくて、ヒュンメルのあのシェブロンストライプを選んでみてはどうだい?袖のV字を見るたびに、デンマークと100年の歴史を感じながらスポーツできるなんて、なかなか乙じゃないか。おじさんはそう思うよ。