やあやあ、久しぶりだね。今日はちょっと面白い話をしてあげようよ。電気自動車(EV)の世界がね、今まさに熱い「戦国時代」に突入しているんだ。

世界が電気自動車に染まっていく

国際エネルギー機関(IEA)が発表した最新予測がなかなか衝撃的でね。2026年の電気自動車の新車販売台数は前年比10%増の2340万台になると見込まれているんだ。

去年(2025年)には初めて年間販売台数が2000万台を突破した。これ、10年前の2015年に世界で売れたEVが約50万台だったことを考えると、10年で40倍以上に増えた計算になるんだよ。すごい成長速度だろう?

さらに今、原油価格の高騰がEVに追い風を吹かせている。ガソリン代が上がれば上がるほど、電気で走るEVの経済的メリットが際立つ、ということだね。IEAはこれが2026年のEV普及加速の大きな要因だと分析しているよ。

中国が55%を握る「現代の関ヶ原」

おじさんに言わせれば、今の世界EV市場は1600年の関ヶ原の戦いに似ているんだよ。東西の勢力が覇権を争う、まさに決戦の場だね。

現在の世界EV市場で中国メーカーが握るシェアはなんと55%。BYD(比亜迪)を筆頭に、NIO、Xpeng、Li Autoなどの中国ブランドが猛烈な勢いで世界市場を席巻している。

一方の日本勢はどうか。トヨタのbZ4X、日産のアリア、スバルのソルテラなどを投入しているが、グローバル規模での存在感はまだ限定的だ。日産の軽EV「サクラ」は2024年度(2024年4月〜2025年3月)に国内で20,832台を販売し、日本国内では健闘しているが、世界の勝負はこれからだよ。

おじさんのうんちく:EVの歴史、実はガソリン車より古い!

「電気自動車って最近の技術でしょ?」と思ってる人、ちょっと待った!実はEVの歴史はガソリン車より古いんだよ。

世界初の電気自動車が作られたのは1881年。フランスの発明家グスターヴ・トルーヴェが作った三輪電気自動車だ。そしてさらに面白いのが、20世紀初頭の1900年頃には、アメリカで販売されている自動車の約38%が電気自動車だったという事実。当時はガソリン車より静かで扱いやすく人気だったんだよ。ところがフォードのT型モデル(1908年発売)が大量生産でガソリン車を普及させ、EVは一度歴史の舞台から消えた。まさに120年越しの「復活劇」が今起きているわけだね。

日本のEV、知られざる技術の底力

まあ聞いてくれよ。日本のEVの話をするなら、まず日産リーフを外すわけにいかない。2010年12月に発売された世界初の量産型純電気自動車だよ。初代モデルのバッテリー容量は24kWh、航続距離は約228km(JC08モード)。現行の2代目では40kWh〜62kWhまで拡大し、航続距離は最大458km(WLTCモード)になっている。

もっと手軽なのが日産サクラだ。2022年5月発売で、バッテリー容量20kWh、WLTCモードで180kmの航続距離、価格は259万9,300円(Xグレード)から。軽自動車の使いやすさとEVの経済性を両立した画期的なモデルで、国内販売台数は2024年度だけで約2万台を記録した。

充電時間の意外な豆知識

EVの充電には「普通充電」と「急速充電」の2種類があるんだが、その差は歴然だよ。

  • 普通充電(3kW):日産サクラで満充電まで約8時間
  • 普通充電(6kW):同じく約4時間
  • 急速充電(CHAdeMO規格):約40分で完了

急速充電の「CHAdeMO(チャデモ)」という名前、実は「CHArge de MOve(動くための充電)」と「お茶でも飲みながら(Ocha demo)」をかけた日本人ならではのダジャレなんだよ。この規格、2010年に日産・三菱・東京電力などが中心になって策定した世界初の急速充電規格だ。

外国勢はどこまで攻めてきているか

中国のBYDが日本市場に投入したATTO3(アット・スリー)は、航続距離485km(WLTCモード)、価格440万円で2023年から販売中だ。テスラのモデルYは2023年に全世界で約120万台が販売された世界トップクラスのEVで、日本でのスーパーチャージャーは2025年時点で国内100箇所以上に設置されている。

一方、ホンダとソニーの合弁会社「ソニー・ホンダモビリティ」は2026年に北米で純EV「AFEELA(アフィーラ)」の販売を予定しており、エンターテインメントと自動車技術の融合という新しい切り口で挑戦しようとしているよ。

IEAの予測では、2030年には世界の新車販売の約40%がEVになるとされている。2026年時点で約20%程度だから、今後さらに倍増するペースで普及が進む計算だね。

まとめ:電気の時代に乗り遅れるな

やあやあ、長話につき合ってくれてありがとうよ。電気自動車の世界、想像以上に奥深いだろう?

2340万台というIEAの予測数字、中国の55%シェア、そして1881年から始まるEVの歴史——これだけ知っておけば、どんな場面での電気自動車の話題でも負けることはないよ。

日本メーカーはこれから正念場を迎えるが、リーフで世界初の量産EVを作った技術力と、サクラで軽EVという新市場を切り開いた発想力はまだまだ世界に通用するはずだ。おじさんは日本の自動車産業を信じてるよ。さあ、君はどのEVが気になるかい?