やあやあ、今日もうんちくおじさんの時間がやってきたよ。
今回のお題はマーリンズ対メッツ——2026年5月22日から24日にかけて、フロリダ州マイアミのローンデポパークで行われている3連戦だ。「ふーん、普通の試合でしょ」なんて言わないでくれよ。このカードには去年の泥臭い因縁と屈辱がたっぷり詰まっているんだから。
「悪夢の地」への帰還——2025年シーズンの苦い記憶
アメリカのメッツファン向けメディア「Amazin’ Avenue」が、今回のシリーズをズバリ「メッツが2025年シーズンを終えた場所への帰還」と表現しているんだ。まさにその通りで、去年の9月、このローンデポパークでメッツはシーズンの夢を砕かれた。
時計の針を2025年9月に戻そう。
メッツはシーズン終盤、ナショナル・リーグのワイルドカード出場権をかけてシンシナティ・レッズと熾烈な争いをしていた。そんな大事な局面で対戦したのが、ポストシーズンとは縁もゆかりもなかったマイアミ・マーリンズだったんだよ。
9月26日(日本時間9月27日)のローンデポパークでの一戦。メッツのラインナップには豪華メンバーが揃っていたよ。
- フランシスコ・リンドーア:前日の試合でMLBでも稀な「30本塁打&30盗塁」を達成したばかりで、この試合では31号となる先頭打者ソロを放って先制
- ファン・ソト:安打と盗塁でチャンスを広げる
- ピート・アロンソ:タイムリーで追加点
相手の先発はサンディ・アルカンタラ——2022年のナ・リーグ・サイ・ヤング賞投手だよ。それだけの強豪からメッツは2点を奪って先制したんだ。ところが、そこから追加点が奪えなかった。
メッツの新人右腕ブランドン・スプロートが4回まで無失点ピッチングを続けていたが、5回に先頭から3連打を浴びて崩壊。一挙6失点でマーリンズ6-2メッツと逆転負けを喫した。
そして9月28日の最終戦。メッツは0-4の完敗。ワイルドカードの権利はレッズの手に渡り、メッツのシーズンはあっけなく幕を閉じたんだ。
物議をかもした「マーリンズのお祭り写真」
おじさんに言わせれば、この話が一番笑えちゃうんだよ(笑えない人もいるかもしれないけど)。
シーズン最終戦に勝利したマーリンズの全選手が試合後にベンチ前で笑顔で記念撮影を行ったんだ。試合後に写真を撮ること自体は別に悪いことじゃない。でも、すぐそこにはポストシーズン進出を逃して奈落の底に落とされたメッツの選手たちがいたわけだよ?
アメリカのメディア「エッセンシャリースポーツ」によると、メッツの実況アナウンサーたちはこんなコメントを残した。
「マーリンズを見ているとまるでポストシーズンに行くかのようだ。これが彼らのワールドシリーズだ。3試合中2勝してメッツをポストシーズンから引きずり下ろしたことが、今季最大の功績であるかのように振る舞っている」
マーリンズはナ・リーグ東地区で3位に終わったチームだよ? それでも彼らにとっては「あの強豪メッツを蹴落とした」という事実が、何よりも特別に嬉しかったんだろうね。
2026年5月——メッツはリベンジを果たせるか
さあ、話を現代に戻そう。
2026年5月22〜24日のシリーズ——メッツにとってはリベンジの舞台だよ。去年あれほど屈辱的な負け方をしたローンデポパークに、今度こそ別の結果を持ち帰ろうという気持ちは当然あるはずだ。SNYのプレビュー記事では「シリーズ注目の5ポイント」まで組まれるほど、このカードへの注目度は高い。
野球の面白いところはね、去年負けたから今年も必ず負けるわけじゃないってことだよ。因縁があるからこそドラマが生まれる——それがスポーツってもんだろう?
おじさんからひとこと
まあ、聞いてくれよ。
野球というのは単なるスポーツじゃなくて、チームの歴史と因縁が積み重なったドラマなんだ。2025年シーズンにマーリンズがメッツのポストシーズンの夢を砕き、選手全員で笑顔の写真を撮った——あの瞬間がある限り、この両チームの対戦には特別な意味が生まれてくる。
メッツファンからすれば「去年の雪辱を」、マーリンズファンからすれば「また叩き潰せ」という気持ちで見守るシリーズだよね。どちらが勝ってもドラマが生まれる、それがこのマーリンズ対メッツというカードなんだよ。
2026年5月22〜24日、ローンデポパークで何が起きるか——ぜひ目を離さないでくれよ!
うんちくおじさんの豆知識コーナー
サイ・ヤング賞って誰の名前なの?
サンディ・アルカンタラが受賞した「サイ・ヤング賞」——実は実在した伝説的投手の名前なんだ。サイ・ヤングは1890年から1911年まで現役を続けたアメリカの大投手で、通算511勝という前人未到の記録を持っているよ。現代のMLBでは200勝でも「大記録」と称えられる時代に、511勝とはどれほど異次元の存在かわかるだろう?この数字は永遠に破られないと言われているんだ。ちなみに現役最多勝は2024年時点でジャスティン・バーランダーの262勝。まだ半分にも届いていないからね。
南フロリダとニューヨーカーの不思議な関係
マイアミのある南フロリダ地域は「ニューヨーカーの移住先」として知られているんだ。温暖な気候を求めて退職後にフロリダへ移るニューヨーカーが非常に多く、その多くがメッツやヤンキースの熱烈なファン。だからローンデポパークにはメッツのユニフォームを着たファンがわんさか集まるんだよ。去年の9月のポストシーズンがかかった試合でも、ニューヨークから応援に駆けつけたファンが多数いたと報じられているくらいだ。アウェーのはずなのにアウェー感が薄い——面白い現象だよね。
リンドーアの「30-30」はどれだけ凄いのか
リンドーアが達成した「30本塁打&30盗塁」(通称30-30)——歴史的に見てもMLBでは稀有な記録だよ。しかも遊撃手というポジションで達成することは異例中の異例だ。一般的に遊撃手はスピードはあっても長打力が劣る傾向があるが、リンドーアはその両方をハイレベルで兼ね備えている。メッツが彼と結んだ10年3億4100万ドル(約500億円)という超大型契約の価値を、まさに体現している選手なんだよ。