やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさん、ちょっとセンチメンタルな気分でね。なぜかって?そう、あの「iPod nano」の話をしようと思ってるからさ。
スマホが当たり前の今の時代、「iPodって何?」なんて言う若者もいるかもしれないけど、まあ聞いてくれよ。あれは本当にすごい発明だったんだ。
iPod nanoって、そもそも何者だったのか
2005年9月7日、スティーブ・ジョブズがサンフランシスコのステージでやらかした。白い封筒の中からスルッと取り出したのが、初代iPod nano。
そのときのジョブズのセリフが「The most popular iPod we’ve ever made… has just gotten even better」だったんだが、会場は大爆発だったよ。それまでのiPod miniを置き換える形でデビューしたわけだ。
初代nanoのスペックを聞いてくれよ。厚さわずか6.9mm。重さは42グラム。当時の名刺ケースより薄かったんだから、そりゃ「やせました!」って言いたくもなるよ。容量は1GB・2GB・4GBの3種類で、最大1,000曲を持ち歩けた。価格は当時のアメリカで199ドルからだったね。
7世代で大変身し続けた「nano進化論」
第1世代〜第5世代:縦長スリムから「デブ期」まで
初代(2005年)の縦長スリムデザインは好評だったんだが、第3世代(2007年)でAppleは謎の決断をする。なんと横幅が広くなって「fattie(デブ)」とまで呼ばれる寸胴デザインに変わったんだ。でも動画再生に対応したから、使い勝手は上がったんだよ。
その後また細くなって、第5世代(2009年)では動画カメラまで搭載した。8GBと16GBの2ラインナップで、容量はしっかり増えていった。
第6世代:あの「正方形nano」の衝撃
おじさんが一番「やりやがった!」と思ったのが2010年発売の第6世代だ。縦長の形をやめて、正方形のマルチタッチスクリーンを採用。サイズは37.5 × 40.9 × 8.78mm、重さ21.1グラムまで小さくなった。
これがまたウケてね、腕時計バンドに装着するアクセサリーが飛ぶように売れた。AppleがiPhoneよりも先に「スマートウォッチ的なもの」を実現していた、なんて言い方もできるよ。
第7世代(2012年):最後の進化
最終モデルとなった第7世代(2012年)は、縦長に戻してBluetooth 4.0を初搭載。容量は16GBに統一されて、Bluetooth対応ヘッドフォンと無線でつなげるようになった。カラバリはスレート・シルバー・パープル・イエロー・グリーン・ブルー・ピンクの7色展開。
そして2017年7月、Appleはひっそりと生産終了を発表。全7世代、約12年間の歴史に幕を閉じたんだ。
古いnanoを「トリプルモニター」にする強者が現れた
ここで面白いニュースを紹介しようか。海外メディア「Hackster.io」が報じたんだが、なんと複数台のiPod nanoを並べてトリプルモニターの代わりにするという荒業を実現した人が現れたんだ。
もちろん本格的な作業用ディスプレイとはいかないけれど、小さな画面3枚を横並びにしてシステム情報やステータスを表示するというアイデアが「発想が面白すぎる」と話題になった。
サイズは1画面が約2.5インチ(第7世代の場合)と小さいが、それでも「使えなくなったnanoを再利用するエコなDIY」として海外ガジェットマニアたちが絶賛したんだよ。こういう遊び心、おじさんは大好きだよ。
新型iPod nano、復活の噂も
「新しいiPod nano発表。やせました」なんてニュースも出てきてるようでね、ギズモード・ジャパンも取り上げていたよ。Apple製品のデザインはどんどん薄くなる一方だから、もし本当に復活するなら相当スリムになるんじゃないかと期待が高まってる。
ただ、現実的に考えると、スマホが1台あれば音楽もカメラも何でもこなせる時代だ。それでも「音楽専用機のシンプルさ」を求める人たちの声は根強いんだよ。Amazonでは整備済み品の第7世代iPod nanoが2万7,800円〜2万9,800円で今でも取引されているくらいだからね。
まとめ:あの小さな機械が変えたもの
iPod nanoが登場した2005年、音楽の聴き方が劇的に変わった。CDを持ち歩かなくても、ポケットの中に何百曲も入れて外出できる。その当たり前が「当たり前じゃなかった時代」をおじさんは知ってるんだよ。
今のスマホ全盛の時代でも、「音楽だけに集中できるデバイス」を求める声は消えない。ひょっとしたら近いうちに本当に新しいnanoが登場するかもしれないね。
まあ、そのときはまたおじさんが真っ先に語ってあげるよ。それじゃあ、またな!
おじさんの豆知識コーナー:iPod nanoが「腕時計」になった話
おじさんに言わせれば、第6世代iPod nanoは時計業界をちょっとだけ揺るがした存在なんだよ。
2010年に発売されると、サードパーティメーカーが続々と「nano用腕時計バンド」を発売。代表的なところでは「TikTok+LunaTik」がKickstarterで370万ドル(約4億円以上)以上の資金調達に成功して話題になった。
さらに面白いのが、このブームを見てAppleが2015年にApple Watchを発売した際、のちに「iPod nanoが原型だったのでは」と言われるようになったこと。公式発表はないけれど、あの小さな正方形画面が「身に着けるコンピュータ」の原点だったかもしれないんだ。
ちなみに2022年5月、AppleはiPod touchを最後に全iPodシリーズの販売を終了。実に21年間続いたiPodの歴史が完全に幕を閉じた。