やあやあ、うんちくおじさんだよ。今日はコーヒーの話なんだが、ただのコーヒーの話じゃない。2026年の今、韓国のスターバックスが歴史的な大炎上に巻き込まれていてね、「スタバでコーヒーを飲んでどこが悪い?」なんて思うかもしれないが、これがなかなか深い話なんだよ。まあ、聞いてくれよ。
韓国政府が「スタバ不買」を宣言した!
2026年5月、韓国でとんでもないことが起きた。なんと韓国の行政安全省がスターバックスのコーヒー券の取り扱い停止を発表したんだ。政府機関がコーヒーチェーンの不買を宣言するなんて、なかなか聞いたことがないだろう?
事の発端は、スターバックス・コリアが行ったあるマーケティングイベントだった。このイベントが「5・18光州民主化運動」を侮辱しているとして批判が殺到し、「市民の血が流れた闘争を侮辱している」という声が韓国中で上がったんだ。批判はSNSを中心に爆発的に広がり、不買運動に発展。最終的にスターバックス・コリアの代表が解任される事態にまで至った。Yahoo!ニュース、日本経済新聞、Reutersが一斉に報じる国際的な騒動になったよ。
「戦車デー」——これはロイター通信が使った表現だが、1980年5月18日に戒厳軍の戦車が光州市内に展開した出来事を指している。この日に絡めた商業的な演出は、韓国の人々の感情に深く触れてしまったんだ。
5・18光州民主化運動って何だ?
ここで少し歴史の話をさせてくれよ。おじさんに言わせれば、今回の騒動の本質はこの歴史を知らないと理解できないんだ。
1980年5月18日から27日にかけて、韓国・光州(クァンジュ)市で民主化運動が起きた。全斗煥(チョン・ドゥファン)将軍が率いる軍事政権に反発した学生・市民が民主化を求めて立ち上がったが、政府は戒厳令を宣布し、空挺部隊と戦車を投入して鎮圧した。公式記録では193名が死亡・行方不明となっており、実際の犠牲者はさらに多いとも言われている。
この事件は長らく政府によって「暴徒の反乱」として封印されていたが、民主化後に真相が明らかにされ、1997年に5月18日が国家記念日に制定された。韓国の人々にとって、この日は「市民の血が流れた闘争」として今も深く刻まれているんだよ。
韓国スタバが特別な理由——限定グッズとユニーク店舗
騒動の話ばかりじゃ気が滅入るから、韓国スタバの面白い話もしておこうか。
日本では買えない限定グッズが渡韓の理由になる
韓国のスタバには日本にはないオリジナルグッズが充実している。特に人気なのが「地域コレクション・アンニョン」シリーズのタンブラー。韓国の8都市ごとに、その街の観光名所や特産品をモチーフにしたカラフルなデザインで、ステンレス製355ml・価格は46,000ウォン(約4,900円)。日本のスタバファンがこのグッズを目当てに渡韓することも珍しくないほどの人気だよ。
2026年はドバイチョコ系メニューが話題
2026年現在、韓国スタバで注目を集めているのがドバイチョコ関連メニューだ。「ドゥチョンク(두쫀쿠)」——「ドバイもちもちクッキー」の韓国語略称——を使ったスイーツが登場している。ピスタチオペーストにカダイフ(トルコ・ギリシャ発祥の極細麺)を詰め込み、外側をマシュマロでコーティングしたもちもち食感の一品だ。
ドリンクでは「アイスドバイチョコレート抹茶(아이스 두바이 초콜릿 말차)」が登場。ピスタチオ風味の抹茶ラテに濃厚なチョコレートフォームと塩味のブラウンバタートッピングを合わせた一杯で、SNS映え抜群の仕上がりだよ。
個性的な建築デザインの店舗が目白押し
韓国のスタバは店舗デザインにもこだわりがある。釜山の海雲台X the SKY店は高さ約411mのビルに入り「世界一高い場所にあるスタバ」として知られているし、慶州(キョンジュ)の古宅を改装した店舗は韓国式の瓦屋根が印象的で観光スポットにもなっている。ソウルの広蔵マーケット店は昔ながらの市場の中に溶け込むように営業しており、地域の個性を生かした設計が特徴だよ。
まとめ——コーヒー一杯に歴史が宿ることもある
ちょっと聞いてくれよ。今回の韓国スタバ騒動は単なる不買運動じゃないんだ。世界第3位・2,009店舗を誇るグローバルチェーンが、その国の歴史的記憶といかに向き合うかという話だよ。
1980年5月18日に光州で流れた市民の血の記憶は、26年が経った今も韓国人の心に深く刻まれている。代表の解任、政府の不買宣言——この騒動は、企業が現地の歴史・文化をどれほど深く理解する必要があるかをはっきりと示しているさ。
次に韓国旅行でスタバに立ち寄る機会があったら、コーヒー一杯の裏に積み重なった歴史のことも、ちょっと頭の片隅に置いておいてくれよ。じゃあ、またな!
おじさんのうんちくコーナー:韓国は世界3位のスタバ大国だぞ
今回の騒動の当事者・スターバックス・コリアがどれほどの規模かを知ってたかい?
韓国にスタバが上陸したのは1999年のこと。ソウルの梨花女子大学(イファ女子大)前に第1号店が開店した。それから約25年で2024年末時点の店舗数はなんと2,009店。日本を抜いて世界第3位の規模だ(1位アメリカ、2位中国)。
さらに驚くのがソウルの密度だよ。2024年9月時点でソウルには約590店舗のスタバがある。東京の382店を大きく上回り、ソウルは世界で最もスタバの店舗数が多い都市として知られているんだ。「スタバの前で転んで立ち上がったら次のスタバの前だった」という韓国のジョークも、あながち大げさじゃないだろう?