やあやあ、みんな元気にしてたかい?おじさんは相変わらず好奇心旺盛に過ごしてるよ。今日のお題はね、静岡県の南端にある「御前崎」だよ。

「ふるさと納税の返礼品に電気?」って首をかしげた人、正解。御前崎市が最近始めた取り組みがなかなかユニークでね、風力で発電した電気をふるさと納税の返礼品として提供するっていうんだ。静岡第一テレビ(Daiichi-TV)でも報道された、全国的にも珍しい試みなんだよ。

風の岬・御前崎ってどんな場所?

御前崎市は静岡県の最南端に位置する岬の街だよ。遠州灘と駿河湾が出会う「境界の岬」でね、人口は約3万人と決して大きな街ではないけど、独特の自然環境と歴史を持つ、かなり個性的な場所なんだ。

この地域はなんといっても「風が強い」ことで有名なんだよ。遠州灘から吹き付ける「遠州の空っ風」は全国屈指の強風地帯として知られていて、年間を通じて安定した風が吹く。この豊富な風のエネルギーを活かして、市内には複数の風力発電の風車が立ち並んでいる。

そしてこの強風を活かして生まれた電気を、ふるさと納税の返礼品として全国の人に届けようというわけ。環境にやさしい再生可能エネルギーを「自分の家のコンセントで体験できる」という発想が斬新だろう?

御前埼灯台——明治7年から灯り続ける海の番人

御前崎を語る上で絶対外せないのが「御前埼灯台」だよ。

ちょっと待った!「御前」と「御前灯台」、漢字が違うの気づいたかい?

  • 御前市(市の名前・岬の名前)→ 山へんの「崎」
  • 御前灯台(灯台の名前)→ 土へんの「埼」

同じ読みでも使う漢字が違うんだよ。明治時代から公式に使い分けられてきた区別でね、地元の人もうっかり間違えることがあるらしいよ。

150年以上の歴史を持つ現役の文化財

御前埼灯台が初めて点灯したのは1874年(明治7年)1月1日のこと。もう150年以上も前から、ここで海の安全を守り続けているんだよ。高さ約22.5メートルの白い灯台で、その光は約35キロメートル先の沖合まで届く。現役の航路標識として今も稼働しながら、国の重要文化財にも指定されているという、なかなか希少な存在なんだ。

おじさんの豆知識コーナー

おじさんに言わせれば、これが御前崎でいちばん面白いトリビアだよ。

日本全国には約3,000基もの灯台があるんだけど、その中で一般の観光客が内部に入って上ることができる「登れる灯台」はわずか16基しかないんだ(2026年現在)。御前埼灯台はそのうちの貴重な1基!

しかも展望台からの眺めが尋常じゃない。360度のパノラマが広がっていて、天気がいい日には富士山まで見えることもあるという。記事でも「海の真ん中にいるみたいな気持ち」になれると紹介されていたけど、標高わずか22メートルちょっとでその感覚になれるのは、三方を海に囲まれた岬の地形のなせる業だよ。

あと、灯台の正式名称が「御前灯台」(土へん)なのに対し、所在地が「御前市」(山へん)という漢字の違い、灯台ファンの間では有名な豆知識なんだよ。

御前崎の食と観光——意外な魅力が盛りだくさん

御前崎観光協会によると、この街は漁業の街としても知られていて、カツオ、マグロ、サクラエビなど駿河湾ならではの海の幸が揃っている。毎年春には「カツオのぼりオーナー募集」という地域イベントも行われていて、2026年もその案内が出ていたくらい地元に根付いた文化なんだよ。

それからね、浜岡砂丘という意外なスポットもある。砂漠のような砂丘が海岸線に広がる、静岡らしからぬ景色が見られる場所でね、春には「さくら祭り」も開かれていたんだけど2026年は残念ながら終了のアナウンスがあった。

宿泊施設も多様で、リゾートホテルから民宿、ペンションまで揃っている。「ホテル 玄 御前崎」のように焼きたてクロワッサンが売りのビジネスホテルなんて、ちょっとほっこりするだろう?

風と電気——地域資源を活かす御前崎の知恵

話を「風力電気のふるさと納税」に戻そう。

地方創生の観点から見ると、農水産物以外の返礼品を開拓することは、地域の個性をPRする上でとても重要なんだよ。「お米」「牛肉」「魚介類」があふれかえる返礼品市場の中で、「再生可能エネルギー電気」というのは確かに目立つ。

御前崎は古くから「風の強い場所」という、ある意味不便な特性を持っていた。でもその特性を風力発電というエネルギーに変え、さらにふるさと納税という制度と組み合わせて、全国の人に届けるという発想の転換がすばらしいよ。毎月の電気料金の中に「御前崎の風」を感じられるわけだからね。

まとめ——小さな岬の、大きな底力

まあ、おじさんに言わせれば、御前崎は「知る人ぞ知る」静岡の隠れた実力者だよ。

1874年から150年以上灯り続ける御前埼灯台(重要文化財・全国16基の登れる灯台のひとつ)、遠州の風を電力に変えてふるさと納税で届ける革新的な取り組み、豊かな駿河湾の海の幸。どれをとっても「地域の個性を活かす」という一本筋が通っているんだよ。

次の静岡旅行の候補に、ぜひ御前崎を入れてみてくれよ。150年の歴史を持つ灯台から360度の絶景を眺めて、新鮮なカツオでも食べてみてくれ。きっと「こんないい場所があったのか」と思うはずだよ。おじさんが保証するよ!