やあやあ、久しぶりだね!今日はお笑いと演劇の世界が交差する、ちょっと面白いグループの話をしようじゃないか。

ダウ90000って何者だ?

「ダウ90000(ダウキュウマン)」——おじさんに言わせれば、今の若者たちが作り上げた、お笑い界で最もユニークな集団のひとつだよ。

もともとは主宰の蓮見翔さんが日本大学芸術学部で立ち上げた演劇サークル「はりねずみのパジャマ」が前身でね。それが2020年10月に名前を変えて「ダウ90000」として活動を本格スタートさせた。現在は8人体制で活動している。

メンバーのほとんどが日本大学芸術学部出身というのも面白いよ。日大芸術学部といえば、勝俣州和さんや柳葉敏郎さん、木村多江さんといった多くの著名俳優を輩出してきた名門校だ。その後輩たちが「演劇×お笑い」という斬新なコンセプトで時代を動かしている——なんだか胸熱じゃないか。

主宰の蓮見翔さんは1997年4月生まれ、東京都東久留米市出身。中学生のころに先生から教えてもらった元お笑いコンビ「ラーメンズ」にドハマりして、コントを作ることに目覚めたという。高校2年の文化祭で映画を、3年では本格的なコントを制作した経験が今の活動の原点だ。

第70回岸田國士戯曲賞を受賞!

ちょっと聞いてくれよ、これが今一番熱いニュースなんだ。

2025年5月から上演したダウ90000第7回演劇公演「ロマンス」で、蓮見翔さんが書いた脚本が「第70回岸田國士戯曲賞」を受賞した。岸田國士戯曲賞は1955年創設の、日本現代演劇界で最も権威ある戯曲賞のひとつだ。過去の受賞者には野田秀樹(第26回)、三谷幸喜(第35回)、岩松了(第29回)と、演劇界の重鎮たちが名を連ねている。その70回目の栄誉に、まだ20代の蓮見翔さんが選ばれたわけだ。

「ロマンス」はダウ90000にとって初の全国ツアーとして東京・大阪・金沢・福岡の4都市を巡り、2025年11月15〜16日には日本青年館ホールで東京追加公演を実施。その千秋楽となった11月16日の舞台上で、次なる展開——単独ライブ「40000」の開催——が発表された。

単独ライブ「40000」——全国10都市を巡る一大プロジェクト

2026年7月3日の大阪公演を皮切りに、12月27日の横浜公演まで続く全国10都市ツアーだ。全公演のチケット代は一律8,000円。

「具体」と「抽象」——2種類の舞台スタイルが見どころ

このライブの最大の特徴は、会場ごとに「具体舞台」と「抽象舞台」の2バージョンを使い分けるという試みだ。

具体舞台は舞台セットや衣装を緻密に作り込み、時代背景や場所を明確に示す演出スタイル。大阪(7月3〜12日・近鉄アート館)、東京(7月15〜25日・銀座博品館劇場)、仙台(8月15〜16日・シルバーセンター)、福岡(8月28〜30日・西鉄ホール)、広島(9月19〜20日・BLUE LIVE広島)、鹿児島(10月3〜4日・Li-Ka南国ホール)、横浜(12月25〜27日・新都市ホール)の7都市で実施される。

抽象舞台は象徴的な美術や光の演出で場面を限定せず、普遍的な感情やテーマを表現するスタイル。札幌(8月1〜2日・ジョブキタ北八劇場)、金沢(10月16〜18日・金沢21世紀美術館シアター21)、名古屋(11月20〜22日・中日ホール)の3都市が担う。

おじさんの豆知識コーナー:「岸田國士戯曲賞」の重みを知ってるかい?

岸田國士戯曲賞は、劇作家・演出家・小説家の岸田國士(1890〜1954年)の業績を称えて1955年に創設された賞だ。主催は出版社「白水社」で、毎年その年に発表・上演された優れた戯曲に贈られる。

受賞者リストをざっと眺めると、野田秀樹(第26回)、三谷幸喜(第35回)、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(第33回)、岩松了(第29回)と、現代演劇を牽引してきた錚々たる顔ぶれが並ぶ。つまり蓮見翔さんはその正統な系譜に連なる存在として評価されたということだよ。

もうひとつ添えておくと、「40000」というライブタイトルはグループ名「90000」から「50000」を引いた数字でもある。「ロマンス」の配信チケット代が4,000円だったことも踏まえると、数字遊びにも深みがあって、なかなか意味深なネーミングだろう?

メインビジュアルは写真家・平間至が撮影

ライブのメインビジュアルを手がけたのは、写真家の平間至さんだ。タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」キャンペーンポスターをはじめ、数多くのアーティスト写真を撮り続けてきた日本を代表するフォトグラファーのひとりだよ。平間さんは「ダウ90000という希望」というコメントを寄せており、グループへの深いリスペクトが伝わってくる。

おじさんが感じるダウ90000の本質

演劇サークルから出発して、M-1グランプリ2021年準々決勝進出、TBSラジオへの出演、ダウンタウンDXへの出演、そして第70回岸田國士戯曲賞受賞——わずか数年でこれだけの足跡を残したダウ90000は、単なる「若手コントグループ」の枠に収まらない存在になってきているよ。

「演劇×お笑い」というコンセプト自体は新しいものじゃない。昔でいえばラーメンズのように、テレビよりも舞台を主戦場にしたコントグループは存在した。でも今の時代に、8人という大所帯で、これほどの密度のコントと演劇を生み出している——これは只事じゃないんだよ。

まとめ

単独ライブ「40000」は2026年7月3日の大阪・近鉄アート館からスタートし、12月27日の横浜・新都市ホールまで続く。「具体」と「抽象」という2つのスタイルで全国を巡るこの試みは、コントライブの可能性を大きく広げるものになりそうだよ。

チケットは全公演8,000円で、大阪・東京公演はすでに一次先行抽選受付がスタートしている。

まあ、どうだろうね。お笑いというのは笑いだけじゃなくて、時代の空気や人間の本質を映す鏡でもあるんだよ——おじさんはそう思ってる。ダウ90000という8人が舞台の上で何を見せてくれるのか、自分の目で確かめてきてくれよ。