やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさんが映画界のとびっきりの裏話を持ってきてやったよ。クエンティン・タランティーノとブラッド・ピット——この二人の名前を聞いただけで映画好きはピンとくるはずだ。なんと撮影現場で大喧嘩があったというんだから、これは聞き捨てならないだろう?
ハリウッドを震わせた監督と俳優の大衝突
ベテラン俳優のインタビューで明かされたんだが、2019年公開の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の撮影現場で、タランティーノ監督がブラッド・ピットに向かって「君はこの業界でもう終わりだ!」とブチギレたというんだよ。どうやらブラッド・ピットが撮影中に勝手にカットをかけてしまったのが原因らしい。
ところがどっこい、その映画でブラッド・ピットは第92回アカデミー賞(2020年2月)の助演男優賞を受賞しているんだよ。激怒された側が賞を獲るんだから、映画の神様ってのはいい意味でいじわるだね。
クエンティン・タランティーノという男を知っているか
ビデオ屋店員から世界の巨匠へ
クエンティン・ジェローム・タランティーノは1963年3月27日、アメリカ合衆国テネシー州ノックスビルで生まれた。驚くことに彼は高校を中退してるんだよ。普通なら「人生終わり」ってなるところだが、そこからが彼の真骨頂さ。
高校中退後、俳優を目指しながらレンタルビデオ屋の店員として働き始めた。そこで膨大な数の映画を片っ端から観まくったんだよ。これがタランティーノにとっての「映画学校」だったわけさ。正規の映画教育なしに、ただひたすら作品を見続けた——この体験が後の全作品の土台になっている。
最初の監督作「レザボア・ドッグス」(1992年)は自主製作しようとしていたところ、俳優のハーベイ・カイテルが脚本を読んで「これはいい!」と後押しし、サンダンス映画祭でデビュー。一気に映画界の注目を集めたんだよ。
「パルプ・フィクション」でカンヌを制覇
監督2作目「パルプ・フィクション」(1994年)では、カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールとアカデミー賞脚本賞を同時受賞した。ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ブルース・ウィリスとそうそうたるキャスト陣が集結した作品だ。時系列がバラバラな構成で最初は戸惑うかもしれないが、観れば観るほど中毒性が増す傑作なんだよ。
その後も「イングロリアス・バスターズ」(2009年)でアカデミー賞脚本賞ノミネート、「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)で2度目のアカデミー賞脚本賞受賞と、脚本家としての実力もピカイチだ。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の全貌
問題の撮影が行われたこの映画、2019年8月30日に日本公開され、興行収入11.8億円を記録した。171分という長尺ながら、1969年のハリウッドの空気感を完璧に再現したと絶賛された作品だよ。
主演はレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット。落ち目のTV俳優リック・ダルトンと、親友で付き人兼スタントマンのクリフ・ブースの友情を描きながら、1969年8月8日に起きたシャロン・テート殺害事件とも物語が交差していく。タランティーノ流の「もし歴史が違っていたら」という解釈が見どころで、ラストシーンは映画史に残る名場面だよ。
タランティーノ監督作の日本興行収入ランキング
- 「キル・ビル Vol.1」(2003年):25.0億円
- 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年):11.8億円
- 「キル・ビル Vol.2」(2004年):11.0億円
- 「イングロリアス・バスターズ」(2009年):6.0億円
- 「ジャンゴ 繋がれざる者」(2013年):4.7億円
「キル・ビル」の圧倒的な強さが際立つだろう?
「10本で引退」の真実
タランティーノは「監督作は10本で終わり」と長年公言してきた。「キル・ビル」2部作を1作と数えれば、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が10作目に相当する。次回作として「スタートレック」リブート版などが噂されているが、詳細はいまだ不明のままだ。
60歳を超えた今も映画への情熱は衰えない。「引退」を口にしながらも、映画界への愛着が滲み出てやまない——それがタランティーノという男の人間くさいところじゃないかとおじさんは思うよ。
まとめ:天才と厄介者は紙一重
撮影現場でブラッド・ピットに激怒した話も、高校を中退してビデオ屋で映画を観まくっていた話も、全部ひっくるめてクエンティン・タランティーノという人間の面白さだよ。アカデミー賞脚本賞を2度(1994年・2012年)受賞した男が、現場では鬼になる——でもその結果が素晴らしい映画になるんだから文句は言えないよね。
まだタランティーノ作品を観たことない人は、まず「パルプ・フィクション」から入ってみな。一度あの世界に足を踏み入れたら、ビデオ屋の元店員が作り上げた映画の魔法から抜け出せなくなるから。おじさんが太鼓判を押すよ!
おじさんのうんちく:タランティーノと日本映画の深すぎる関係
タランティーノ、実は日本映画の大ファンで「日本映画の影響を強く受けた」と本人が公言してるんだよ。
特に「キル・ビル Vol.1」(2003年)では、千葉真一主演の東映作品「修羅雪姫」(1973年)から映像の構図やテーマに至るまで強い影響を受けていると指摘されている。さらに主演のユマ・サーマンが着る黄色いトラックスーツは、ブルース・リーが「死亡遊戯」(1978年)で着用したものへのオマージュだ。
「キル・ビル Vol.1」が日本で興行収入25.0億円という、タランティーノ作品の日本最大ヒットを記録したのも、日本映画へのリスペクトが日本の観客にしっかり届いたからじゃないかとおじさんは思うよ。