やあやあ、今日はクルマの話をしようじゃないか。

スズキ・スペーシアって知ってるかい?軽自動車なのに室内がやたらと広い、あのふっくらとしたカタチのクルマだよ。最近街中でよく見かけるようになってきたね。おじさんも気になっていろいろ調べてみたんだが、これがなかなかどうして、面白い話がぞろぞろ出てくるんだよ。まあ、最後まで付き合ってくれよ。

スペーシア、3代目へと進化した経緯

スズキ・スペーシアは「軽スーパーハイトワゴン」というカテゴリに属する軽自動車で、2013年に初代モデルが登場した。もともとはスズキの「パレット」という車種の後継として誕生したんだ。

2017年に2代目がデビューし、現行モデルにあたる3代目は2023年11月にお披露目された。「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」というコンセプトを掲げ、デザインから室内装備まで大きく進化を遂げている。

ボディサイズは全長3395mm × 全幅1475mm × 全高1785mm。ホイールベースは2460mmで、軽自動車の規格いっぱいを使い切った設計になっているよ。外装デザインは「頑丈で大容量のコンテナ」をモチーフにしたとのことで、四角くてスッキリとした造形が特徴的だ。

グレード構成はハイブリッドGと上級のハイブリッドXの2タイプで、どちらもCVTを採用。駆動方式は2WDと4WDから選べる。エンジンはモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドで、別ラインナップの「スペーシアカスタム」ではターボモデルも設定されている。ボディカラーはモノトーン8色と2トーンルーフ4色を合わせた全12パターン。なかなか豊富なラインアップだろう?

おじさんが掘り下げる、スペーシアの深イイ話

豆知識その1:マツダで売ってるクルマが実はスペーシアだ

これはあまり知られていない話なんだが、スズキ・スペーシアはマツダにも「フレアワゴン」という名前で販売されている。マツダの公式ページを見ると、ベースグレード154万1100円(消費税込)から設定されており、ボディサイズは全長3395mm × 全幅1475mm × 全高1785〜1800mmと、スペーシアとほぼ同じ数値だ。

こういうのを自動車業界では「OEM供給」と呼ぶんだが、スズキとマツダは2015年に資本業務提携を結んでいて、スズキが製造した軽自動車をマツダにも供給する仕組みになっている。つまり、マツダのディーラーでフレアワゴンを買っても、中身はまるっとスズキのスペーシアというわけだよ。

おじさんに言わせれば、これは消費者にとって悪い話じゃない。マツダのディーラーのサービスが好きならフレアワゴン、スズキのディーラーが近いならスペーシア、同じクルマを自分の好みで選べるんだからね。

うんちくおじさんの豆知識コーナー

OEM供給って軽自動車業界ではかなり当たり前の仕組みなんだよ。スズキはマツダ以外にも日産に軽自動車を供給しているし、逆にトヨタはダイハツ製の軽自動車を「ピクシス」シリーズとして販売している。「ブランドが違えば別のクルマ」と思いがちだけど、軽自動車の世界ではエンブレムだけ貼り替えた「兄弟車」がごろごろ存在するんだ。フレアワゴンとスペーシアは、まさにその典型例さ。次にディーラーへ行ったとき、「このクルマ、どこが作ってますか?」と聞いてみると面白い答えが返ってくるかもしれないよ。

豆知識その2:ライバルN-BOXとの微妙な数字の差

スペーシアのライバルといえばホンダN-BOX。両者の違いを数字で比べると面白いんだ。

項目 スペーシア N-BOX
全高 1785mm 1790mm
ホイールベース 2460mm 2520mm
最小回転半径(FF) 4.4m 4.5m
最小回転半径(4WD) 4.4m 4.8m

全高ではN-BOXが5mm高く、ホイールベースはN-BOXが60mm長い。これだけ見るとN-BOXの方が室内が広そうに見えるよね。でも最小回転半径はスペーシアの方が小さくてFF・4WDともに4.4m。N-BOXの4WDが4.8mであることを考えると、スペーシアの4WDは0.4mも小回りが利くんだ。

日常の駐車や狭い路地では、この0.1〜0.4mの差が実感に直結する。ホイールベースが短い分、取り回しでスペーシアが有利になるケースも多いわけだよ。

豆知識その3:マルチユースフラップという新発想の装備

3代目スペーシアで初めて採用された装備がマルチユースフラップ(ハイブリッドX装備)だ。後席シートの座面部分が可変する仕組みで、3つのモードに切り替えられる。

  1. オットマンモード — 足を伸ばしてくつろぎたいときに
  2. レッグサポートモード — 走行中の体勢を安定させる
  3. 荷物ストッパーモード — 座面に乗せた荷物がブレーキ時に転がり落ちるのを防ぐ

「荷物ストッパーモード」が地味に便利だとおじさんは思うよ。床には置きたくないけど、シートに置いたら急ブレーキで転がってしまう——そんな日常のプチ悩みをスマートに解決した発想には素直に感心する。こういう「かゆいところに手が届く」装備こそ、クルマの完成度を決める部分だろうね。

まとめ:スペーシアはただの「広い軽自動車」じゃないぞ

ちょっと聞いてくれよ、スズキ・スペーシアって、一見するとシンプルな軽ハイトワゴンに見えるだろう?でも今日話したように、マツダとのOEM関係、N-BOXとの最小回転半径の差、マルチユースフラップの新発想……掘り下げれば掘り下げるほど面白いクルマなんだよ。

2023年11月にデビューした3代目は、デザインも装備も着実に進化している。次に街中でスペーシアを見かけたら、「あのクルマ、マツダのフレアワゴンとも兄弟なんだよな」「最小回転半径は4.4mか」なんて思い出してくれると、おじさんとしては嬉しいね。

クルマ選びって、スペックの数字一つで使い勝手が全然変わってくるもんだよ。次に軽自動車を検討する機会があったら、ぜひ細かいところまで比べてみてくれよ。じゃあ、またね!