やあやあ、うんちくおじさんだよ。今日は永田町からホットなニュースが届いているから、ちょっと付き合ってくれよ。
2026年5月7日、自民党の国会議員のもとに一枚の書類がひっそりと配られた。「国力研究会」の設立趣意書と入会申込書だ。そして2週間後の5月21日午後、ついにその初会合が開かれた。高市早苗首相(自民党総裁)を支える新グループの誕生だよ。おじさんに言わせれば、これは単なる勉強会じゃないんだ。永田町の権力構造が大きく動いている証拠なんだよ。
「国力研究会」とは何者か?
錚々たる発起人11人の顔ぶれ
発起人のメンバーがまた圧倒的なんだよ。麻生太郎副総裁を筆頭に、茂木敏充外相、加藤勝信氏、西村康稔氏、萩生田光一幹事長代行、小泉進次郎防衛相、小林鷹之政調会長、中曽根弘文氏、松山政司参院議員会長、有村治子総務会長、山谷えり子氏——と11人が名を連ねた。自民党の主要幹部がほぼ勢揃いという顔ぶれだろ?
準備の中心を担ったのは山田宏参院議員で、萩生田幹事長代行らとともに設立に向けて動いてきた。
略称「JiB」に込められた意味
グループの略称は「JiB」だ。これは高市首相が2025年10月の総裁選で使ったキャッチフレーズ「ジャパン・イズ・バック(Japan is Back)」にちなんでいる。設立趣意書には「政府と自民は一体となって政策を実行する」と明記され、安全保障や資源・エネルギー分野の課題に取り組むとしている。
5月21日の初会合では、米国のジョージ・グラス駐日大使を講師に招いて日米関係などを議論した。高市首相本人は出席しなかった。
320人という「空前絶後」の規模
まあ、聞いてくれよ。これが一番のポイントだからね。
かつての自民党の派閥は、多くても100人規模だった。ところが「国力研究会」はなんと320人まで膨れ上がったんだよ。複数の自民党議員から「これじゃ自民党大会じゃないか」という戸惑いの声が上がったのも無理はないね。
なぜこんな規模になったのか?フジテレビ政治部の取材によれば、「取りあえず入っておこう」「先輩に誘われたから入る」「総理を応援していない人みたいに思われたら困るから」など、さまざまな事情を抱えた議員が続々と入会を決めたからだという。
一方、石破茂前首相の側近である村上誠一郎前総務大臣は「なんで大政翼賛会みたいな会をやる必要があるのか」と批判し、入会しなかった。
「林芳正外れ」の謎——福岡の人間関係が全部説明する
知ってたかい?発起人11人のリストに、元官房長官の林芳正氏の名前がないんだよ。
政治ジャーナリストの今野忍氏によれば、これは林氏と高市首相の関係が悪いからではなく、「福岡の人間関係」が背景にある。麻生太郎氏は林芳正氏の後ろに「古賀誠」元幹事長の影を見るからだという。麻生氏と古賀氏の確執は長年のもので、岸田文雄元首相が総裁選出馬の際、麻生氏から「古賀を切れ」と言われ、古賀氏に宏池会の名誉会長を辞めるよう要請した過去まである。
永田町の人間関係は、表には出ない「見えない糸」が複雑に絡み合っているんだよ。
これは「高市派」なのか、それとも「ポスト高市」の前哨戦か?
おじさんの豆知識コーナー:自民党派閥の歴史と「脱派閥」後の空白
自民党の派閥政治は1955年の結党とともに始まった。最盛期には「三角大福中」——三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の各派閥が激しく争った。田中派(木曜クラブ)は最盛期でも150人前後が最大規模だったんだよ。
ところが2024年の政治資金問題(いわゆる裏金問題)を受けて、安倍派(清和政策研究会)や岸田派(宏池会)など主要5派閥が相次いで解散。自民党は「脱派閥」を宣言した。今回の「国力研究会」が「派閥ではなく純粋な勉強会だ」と関係者が強調するのは、この経緯があるからだよ。しかし320人というのは、かつての最大派閥でさえ届かなかった規模——この矛盾がまた面白いんだよ、おじさんには。
フジテレビ政治部の分析では、「国力研究会」は「高市総理の支持グループ」というより「高市政権の政策を進めるグループ」という色合いが強いという。しかし問題は、320人の中に「ポスト高市」を狙う小泉進次郎防衛相の支持層や茂木敏充外相の支持層も混在していることだ。全員が同じ方向を向いているわけじゃないんだよ。
高市総裁の任期は2027年9月まで。党内では「高市一強」という声もある一方、次の総裁選を見据えた足場づくりが今から水面下で始まっているというのが実情だ。
まとめ——数字と人名を追えば永田町が見えてくる
ちょっと聞いてくれよ、おじさんが言いたいことはこれだ。
「国力研究会」は日本の政治の縮図なんだよ。11人の錚々たる発起人、320人という空前の規模、「派閥じゃない」と言いながら派閥的な機能を持つ構造——2024年の裏金問題で主要派閥が解体されたあと、自民党内の権力構造がどう再編されるかを示す試金石になっていくだろう。
今後複数回にわたって開催される予定で、皇室典範や米中関係など大局的な議論を深めるとしている。5月21日の第1回で駐日米大使のグラス氏を招いたのも、その本気度を示している。
政治ニュースは難しそうに見えて、人名・数字・場所を丁寧に追っていくと「人間ドラマ」が見えてくるんだよ。これがまた面白いんだ、おじさんには。君もぜひ永田町を一緒に眺めてみてくれよ!
おじさんの豆知識コーナー:「大政翼賛会」って何だ?
村上氏が使った「大政翼賛会」という言葉、知ってたかい?
大政翼賛会は1940年(昭和15年)10月に発足した官製の政治組織だよ。第2次近衛内閣のもとで既成政党をすべて解散させ、「天皇への翼賛(補佐)」を掲げた事実上の一党独裁体制だ。日中戦争の長期化で国民の「強いリーダーシップを」という空気が高まった結果として生まれた。
戦後は軍国主義の象徴として批判的に語られることが多く、現代政治で「大政翼賛会みたいだ」と言われると「強制的な一体化」「反対意見を封じる」という強烈な批判のニュアンスが込められるんだ。村上氏の発言がいかに手厳しいかわかるだろ?