やあやあ、今日はちょっと辛い話をしなければならないな。おじさんね、5月15日のニュースを見て思わず声が出てしまったよ。

三笘薫、W杯落選——悲しき「1ミリの男」の現在

日本サッカー協会が2026年W杯北中米大会に挑む日本代表26人のメンバーを発表した5月15日。そのリストに、三笘薫(28歳、ブライトン)の名前がなかったんだ。攻撃の「要」と目されていた選手の落選に、日本中のサッカーファンが衝撃を受けたのは当然だよ。

悲劇は5月9日に起きた

ことの発端はプレミアリーグ第36節、ブライトンのホームスタジアム「アメリカン・エクスプレス・スタジアム」でのウルヴァーハンプトン戦だ。ブライトンが2点をリードしていた後半10分、左サイドハーフで先発していた三笘がロングボールをトップスピードで追いかけた直後——突然失速した。

左手で左太もも裏の付け根あたりを押さえ、苦悶の表情を浮かべながら右手を上げてプレー続行が不可能だと告げ、ピッチに仰向けに倒れ込んだ。後半13分、DFヨエル・フェルトマン(オランダ)との交代を余儀なくされ、三笘は左足を引きずりながら自力でベンチへ戻った。試合後には松葉杖姿でスタジアムを後にしていたというから、その深刻さが伝わるだろう?

ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督(33歳、ドイツ)はこう語った。「スキャン検査の結果を待たなければならないが、あまり良い状態には見えなかった。しかし私は前向きな人間なのでポジティブに考えたい」。森保一監督も翌10日に「軽傷ではないかな、という印象も聞いています」と発言し、W杯本番に間に合わないと判断。5月15日の発表で落選が確定した。

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「ハムストリング損傷」はサッカー選手の天敵だ

三笘が傷めた「ハムストリング」というのは、太ももの裏側にある大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋の3つで構成される筋肉群のことだよ。走る・蹴るという動作のエンジンになっている部位で、UEFA(欧州サッカー連盟)の調査ではプロサッカーの全怪我のうち約12〜17%をハムストリング損傷が占めるという報告がある。サッカー選手が最も多く負傷する部位のひとつなんだ。

さらに厄介なのは「再発率の高さ」だ。完全に回復しないうちに競技復帰すると再受傷リスクが格段に上がり、重症例では手術を要して復帰まで3〜6ヶ月かかることもある。W杯開幕(6月11日)まで約1ヶ月という時期での受傷は、本当にタイミングが最悪だったとしか言いようがないな。

「三笘の1ミリ」——伝説を改めて語ろう

ここで若い読者に改めて解説しておこうか。2022年カタールW杯グループステージ、日本対スペイン戦は2022年12月2日に行われた。1対1で迎えた後半、三笘が左サイドから折り返したボールを田中碧が押し込んでゴール——しかし「ボールはすでにラインを割っていたのではないか」と大論争になったんだ。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が精密計測した結果、ボールはインプレーと判定。その差がわずか数ミリ(「1ミリ」という表現で広まった)とされ、「三笘の1ミリ」として社会現象にまでなった。日本はこの試合でスペインに逆転勝ちし、グループステージを首位通過したのだから、三笘のあの折り返しはまさに歴史的な1本だったよ。

あのカタール大会では「ジョーカー(途中出場の切り札)」として起用されていた三笘が、その後4年間で代表の主軸に成長し、攻撃の要と呼ばれるまでになった——その選手がまさかの怪我で2大会連続出場を逃すことになるとはね。

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2026年W杯は「3カ国共催」で史上初の大実験だ

2026年W杯北中米大会はアメリカ・カナダ・メキシコの3カ国が共同開催する史上初の大会なんだよ。2002年は日本と韓国の2カ国開催だったが、3カ国以上の共催はこれが初めてだ。

規模もケタ違いで、開催スタジアムは合計16会場、試合数は従来の64試合から104試合に増加、参加国も32カ国から48カ国へ拡大される。日本が入ったグループFの対戦相手はオランダ・チュニジア・スウェーデン。グループステージだけで3カ国をまたいで移動するケースも出てくるという、選手にとっても運営側にとっても前代未聞の大会なんだ。

それでも「史上最強」の26人

三笘に加えて守田英正(スポルティングCP)も落選し、オランダの記者が「なぜ選ばれないんだ、日本はどれだけ層が厚いんだ」と嘆いたというニュースも流れたほど、今の日本代表のタレントは充実している。今回の26人には過去最多の海外組が名を連ね、欧州各国リーグで活躍する選手たちが結集しているのだから、まさに史上最強と呼べる陣容なんだよ。

まだ28歳の三笘薫には、4年後の2030年大会(モロッコ・スペイン・ポルトガル共催予定)という舞台が待っている。円熟味を加えた三笘の姿を見られるかもしれない——おじさんはその日を楽しみにしているよ。

まとめ——悲しいけど、日本サッカーは前へ進む

まあ、三笘薫の落選は本当に残念だよ。「1ミリ」の奇跡から4年、すっかり日本代表の顔になった男が怪我でW杯のピッチに立てない。これほど悔しいことはないさ。

でもね、スポーツの世界では最高の舞台に立てないことも「物語の一部」だ。三笘薫の名前はあの1ミリとともに永遠に語り継がれるし、次の復活劇を待っているファンは世界中にいる。日本代表はオランダ・チュニジア・スウェーデンとの戦いに、三笘の分まで全力で挑んでほしいね。

さあ、君はどう思う?W杯、期待して見守ろうじゃないか。