やあやあ、久しぶりだね!おじさん、今日は大相撲の話をしようと思うんだけど、今ちょうど旬な力士がいてね。その名も「熱海富士 朔太郎」——静岡県熱海市出身の23歳さ。温泉で有名な熱海の名を背負って土俵に立つ若き力士の話、まあ聞いてくれよ。
熱海富士 朔太郎ってどんな力士?
本名は武井朔太郎。平成14年(2002年)9月3日生まれで、2026年現在23歳。伊勢ヶ濱部屋に所属していて、身長187cm・体重197kgという堂々たる体格の持ち主さ。
得意技は右四つ・寄り。12歳から相撲を始め、令和2年(2020年)11月場所で初土俵を踏んだよ。そこからの出世が速くてね、令和4年(2022年)3月場所で新十両、同年11月場所には幕内入りを果たした。そして令和8年(2026年)3月場所でついに新三役(小結)デビュー、5月場所(夏場所)では東関脇として出場しているんだよ。
令和8年5月場所十日目時点での生涯戦歴は246勝184敗4休(34場所)、幕内戦歴138勝127敗(18場所)。敢闘賞3回、金星2個という実績を誇るよ。
夏場所5日目「怒りの一番」が話題に!
ちょっと聞いてくれよ、これが面白い話なんだけど。2026年5月場所(夏場所)の5日目、熱海富士対藤ノ川の取組でね、なんと藤ノ川が立ち合いから思い切り顔面を張りながら右を差す「張り差し」を繰り出したんだよ。
「バチンッ!」という音が場内に響き渡って、観客がどよめいたよ。でも熱海富士はひるまなかった。張られた直後に藤ノ川の差し手を左腕でがっちり抱え込み、右も差しながら一気に土俵際へ追い込んで寄り倒しで勝利!
取組後、SNS上には「張り差しにカチンときたか」「張り手をものともせず力でねじ伏せた、ちょっと怒ってたかも」「最初の張り手で怒って最後ちょっとだけダメ押ししたように見える」といった声が続々と上がったんだ。実はこの藤ノ川の張り差し、前の3月場所でも同じ手を使われて、その時は熱海富士が押し出しで敗れているんだよ。2場所連続で同じ奇襲をやられたとなれば、そりゃプライドが刺激されるよね!
10日目終了時点の星取り(令和8年5月場所)
さて、東関脇として臨む今場所の成績を整理してみようか。
| 日 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 初日 | 一山本(前頭二) | 負け |
| 2日目 | 平戸海(前頭三) | 負け |
| 3日目 | 王鵬(前頭三) | 勝ち |
| 4日目 | 隆の勝(前頭筆頭) | 負け |
| 5日目 | 藤ノ川(前頭筆頭) | 勝ち |
| 6日目 | 豪ノ山(前頭四) | 負け |
| 7日目 | 若元春(前頭五) | 勝ち |
| 8日目 | 正代(前頭五) | 勝ち |
| 9日目 | 大栄翔(前頭四) | 勝ち |
| 10日目 | 若隆景(小結) | 負け |
10日目終了時点で5勝5敗。新関脇としては苦戦気味だけど、1月場所では12勝3敗の好成績で敢闘賞を獲得し、3月場所の新小結でも9勝6敗を記録している。地力はしっかりあるよ。
伊勢ヶ濱部屋という名門の環境
熱海富士が所属する伊勢ヶ濱部屋は、大相撲を語る上で外せない名門部屋さ。第69代横綱・日馬富士、第73代横綱・照ノ富士を輩出したことで知られているよ。照ノ富士は引退後に師匠として部屋を継承しており、横綱を育てた環境の中で熱海富士は日々鍛錬を積んでいるんだよ。
熱海富士の意外な素顔
おじさん、力士の素顔ってのも面白いと思うんだよ。好きな食べ物が「寿司・お茶漬け・プリン」——さすがに相撲取りらしくなくて笑えるよね。趣味は「音楽を聴くこと」で、好きなアーティストはback number、Saucy Dog、クリープハイプ。完全に令和の若者だよね。好きな漫画は「アイシールド21」、座右の銘は「堅忍不抜(けんにんふばつ)」——どんな困難にも耐え、意志を貫くという意味さ。「相撲界で自分がNo.1だと思うこと」という質問には「元気」と答えているよ。197kgの巨体と豪快な取り口、そして元気——これが熱海富士の真骨頂かもしれないね。
23歳の関脇、これからが本当の勝負だよ
関脇から大関に昇進するには、おおむね直近3場所で33勝以上というのが目安とされているんだよ(正式な規定はないんだけどね)。今場所の後半戦でどこまで勝ち星を積み上げられるかが注目どころさ。
静岡県熱海市という温泉地の名前を四股名に刻んで、令和の大相撲界で旋風を巻き起こす23歳の若武者。荒削りだけど力強い相撲、おじさんはしっかり応援してるぞ。みんなも夏場所の後半戦、ぜひ熱海富士の取組に注目してみてくれよな!
おじさんのうんちくコーナー:「張り差し」の歴史と賛否両論
おじさんに言わせれば、「張り差し」というのはなかなか奥深い技さ。顔を張り(ビンタ)しながら同時に差しを狙うこの戦法、大相撲のルール上は禁止されていない。けれど「正攻法ではない」とされてあまり好ましくないとされているんだよ。理由があってね、顔を狙う関係上、やった側も上体が起きたり脇が開いたりするため、しっかり決め切らないと逆に不利になる「諸刃の剣」なんだ。第58代横綱・千代の富士も張り手を使いこなした力士として知られているけど、伝統を重んじる相撲ファンの間では常に賛否が分かれてきた戦法さ。今回の熱海富士対藤ノ川戦は、まさにその「相撲の作法論争」を再び引き起こしたわけだよ。