やあやあ、まあ聞いてくれよ。今日はおじさん、相撲界で今もっとも熱い話題の一つ——朝乃山広暉の話をしようじゃないか。

今の朝乃山はどんな状態なんだい?

令和8年(2026年)5月の夏場所、東前頭十枚目の朝乃山広暉が絶好調だよ。十日目を終えた時点でなんと7勝3敗、しかも3連勝中という状況でね、勝ち越しまであとたった「1勝」だ。本人も「体は動いている方だと思う。集中していきたい」と自信たっぷりのコメントを残しているんだよ。

9日目(5月18日)には東前頭7枚目の千代翔馬と対戦してしっかり勝利を収めた。過去6場所の決まり手データを見ると、寄り切りが45%、押し出しが23%、掬い投げが9%——典型的な本格派の力士だということがよくわかるだろう?

朝乃山ってどんな力士なんだい?

プロフィールをおじさんが解説

本名は石橋広暉、1994年(平成6年)3月1日生まれの32歳。出身は富山県富山市呉羽町だ。身長188センチ、体重175キロという恵まれた体格で、得意技は押し・右四つ・寄り。高砂部屋所属でね、実は過去に「朝乃山英樹」という四股名だったのが、2022年7月に「朝乃山広暉」と改名しているんだよ。

輝かしい学生時代から初土俵まで

朝乃山が相撲を始めたのは10歳のとき——富山市呉羽小学校4年生の頃だ。その後、呉羽中学校(全国都道府県中学生相撲選手権出場)、富山商業高校(選抜高校相撲十和田大会で個人準優勝)、近畿大学と進学しながら腕を磨き続けた。

近畿大学時代には個人タイトルを7つ獲得という圧倒的な実績を積み上げ、2015年(平成27年)の国体では富山県代表として団体優勝に貢献、個人成年の部でも4位に入賞した。同年の全日本相撲選手権でもベスト4という結果を残したことで、2015年5月に創設されたばかりの三段目付出資格を取得したんだよ。

平成28年(2016年)3月場所で初土俵を踏み、翌2017年3月場所には十両昇進、9月場所にはもう幕内昇進という驚異的なスピード出世。新入幕の場所では2桁勝利を上げて敢闘賞を受賞したんだ。

おじさんのうんちく豆知識コーナー

ちょっと聞いてくれよ、大関の昇進ルールについての豆知識だ!

大関というのは横綱に次ぐ相撲界第2位の番付でね、昇進の目安は「直前3場所の通算33勝以上」とされているんだ。朝乃山が大関に昇進した令和2年(2020年)7月場所の直前3場所は35勝という数字だった。

さらに大関から陥落する「カド番制度」も独特でね、2場所連続で負け越すと「関脇」へ降格するんだが、陥落直後の1場所に限り10勝以上すれば「大関復帰」できるというルールがある。ところが一度それを逃すと通常の昇進コースを歩み直さなければならないから、大関陥落というのは力士にとって本当に大きな試練なんだよ。

もう一つ。富山県出身の幕内力士が優勝したのは現代相撲史においてごく稀な出来事でね、だからこそ2019年5月の朝乃山の夏場所優勝は富山県民にとって格別の喜びだったわけだ!

栄光と苦難——大関昇進から停止処分、そして復活

おじさんに言わせれば、朝乃山の真の値打ちはここからだよ。

令和元年(2019年)5月の夏場所、幕内優勝を果たして殊勲賞・敢闘賞をダブル受賞。この勢いのまま令和2年(2020年)7月場所には新大関昇進という最高の展開を迎えた。

ところが転機が訪れる。出場停止処分を受けた朝乃山は、令和4年(2022年)7月、なんと三段目からの再出発を強いられたんだ。幕内からすると3つも下の番付だよ。しかしここで朝乃山は「不屈」の精神を見せた——三段目全勝優勝でスタートし、2023年1月場所には十両優勝、同年5月場所には幕内復帰というドラマチックな復活劇を成し遂げたんだよ。

本人の座右の銘が「一生懸命・不屈」というのも、なるほどと頷ける話だろう?

令和7年の苦闘と令和8年の再浮上

しかし道は一筋縄ではいかなかった。令和7年(2025年)は怪我による長期休場が相次ぎ、幕下・十両を行き来する苦しい状況が続いた。それでも令和7年11月場所に十両4枚目で12勝3敗、令和8年1月場所には東前頭16枚目として9勝6敗で幕内復帰を果たした。

同年3月場所8勝7敗、そして5月場所現在7勝3敗——確実に右肩上がりで調子を取り戻してきているんだよ。生涯戦歴420勝206敗156休(61場所)、幕内だけで268勝169敗98休(36場所)という堂々たる実績が積み上がってきた。

朝乃山の魅力——右四つ相撲の王道

朝乃山のスタイルは「右四つ・寄り・上手投げ」という正統派だ。相手の右腕を自分の左腕で抱えて「右四つ」の体勢を固め、上手(相手の背中側のまわし)をがっちり掴んだら体ごと押し込む——教科書通りの王道相撲なんだよ。

過去6場所の決まり手統計でも寄り切り45%という数字が示すとおり、徹底した四つ相撲の使い手だ。豪快な上手投げも武器にしているからね、組み合った瞬間から目が離せない相撲を見せてくれる。

まとめ——朝乃山から目が離せないぞ!

元大関・朝乃山広暉の夏場所7勝3敗という成績は、単なる数字じゃない。停止処分、三段目への陥落、度重なる怪我——全部乗り越えてきた男が、また番付を駆け上がろうとしているドラマがそこにあるんだよ。

「体は動いている方だと思う。集中していきたい」——シンプルだが力強い言葉じゃないか。32歳、元大関の意地を見せる土俵はまだまだ続く。

富山県富山市呉羽町の10歳の少年が相撲を始めてから22年——君もこれからの朝乃山の土俵をしっかり見届けてくれよな!