やあやあ、みんな元気かい?おじさんだよ。
今日は少し寂しいニュースを持ってきたんだ。神奈川県海老名市にある「イオンシネマ海老名」が、2026年5月17日をもって閉館することになったんだよ。まあ、聞いてくれよ。この映画館、ただの映画館じゃないんだ。日本の映画文化を根底から変えた、歴史的な場所なんだよ。
日本初のシネコンが、33年の歴史に幕を下ろす
「シネコン」って言葉、今じゃ当たり前に使うだろう?複数のスクリーンを持ち、同じ建物で複数の映画を同時上映する映画館のスタイルのことさ。ショッピングモールの中によくあるタイプだよね。
実はその「日本初」がここ、海老名にあったんだよ。「イオンシネマ海老名」、当時の名前は「ワーナー・マイカル・シネマズ 海老名」。1993年4月24日に開業した、日本国内初の本格的郊外型マルチプレックスシネマなんだ。
33年間、母店のイオン海老名店とともに地域の人々に親しまれてきたこの映画館が、イオン海老名店の建て替えに伴う一時休業という理由で、2026年5月17日に閉館することになった。長い歴史の幕が下りる瞬間だよ。
おじさんが語る、イオンシネマ海老名の3つの豆知識
その1:開業レセプションにスティーブン・セガールが来た!
1993年4月24日の開業レセプションパーティーには、なんとハリウッドから大物が来場したんだよ。アクション俳優のスティーブン・セガール、そして日本人女優の島田陽子ら、国内外の映画関係者が集まったんだ。
当時のセガールといえば「刑事ニコ/法の死角」(1988年)や「沈黙の戦艦」(1992年)でハリウッドの大スターとして絶頂期にあった男だよ。そんな人物がわざわざ海老名に来たというのは、当時どれほど大ニュースだったか、想像してみてくれよ。
その2:7番スクリーンは「音の革命」の現場だった
これがまたすごい話なんだ。イオンシネマ海老名の7番スクリーンには、ジョージ・ルーカスのスタジオが公認した「THX」サウンドシステムを導入していたんだよ。しかも、国内の一般顧客向け劇場として初めての導入なんだ。
THXというのは、映画「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」(1983年)の公開に合わせてジョージ・ルーカスが設立した音響品質管理プログラムでね、劇場での音響体験を極限まで高めるための規格なんだ。映画専門誌だけでなくオーディオ専門誌にも取り上げられ、全国からファンが海老名まで駆けつけたというから驚きだろう?
その3:年間100万人突破は1997年のこと
1997年、イオンシネマ海老名は年間観客動員数100万人を突破した。これが郊外の一映画館で達成されたというのは、当時の映画館業界にとってもインパクトのある数字だったんだよ。それから閉館まで33年間、海老名の映画文化を支え続けたわけさ。
閉館を飾る最高の餞け — スター・ウォーズ全11作品上映
閉館を前に、イオンシネマ海老名は粋なクロージングイベントを用意しているんだ。2026年4月24日から5月17日まで、「スター・ウォーズ」シリーズ全11作品を最大劇場のTHXシアターで順次上映するんだよ。
上映ラインナップはこちらさ:
- 「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(1999年)
- 「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(2002年)
- 「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(2005年)
- 「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(1977年)
- 「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」(1980年)
- 「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」(1983年)
- 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)
- 「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(2017年)
- 「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(2019年)
- 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(2016年)
- 「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」(2018年)
なぜスター・ウォーズかって?THXサウンドシステムと「スター・ウォーズ」は切っても切れない縁があるからさ。そして最終上映作品もまた「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」になるというのは、縁として出来すぎているだろう?
全回コスプレでの鑑賞も可能で、最終上映日の5月17日にはクロージングセレモニーも予定されているんだ。さらに、5月17日に来場したすべての観客に「海老名THXメモリアルファイル」というオリジナルクリアファイルが配布されるよ。表面に7番スクリーンの座席表、裏面に「イオンシネマ海老名」の文字が入ったデザインだそうだ。
ロビーには歴代の映画情報誌「ぴあ」の表紙イラスト全12種が展示されていて、映画ファンにはたまらない空間になっているらしいよ。母店のイオン海老名店でも「海老名『スター・ウォーズ』ロード」を開催中で、正面入口からイオンシネマ海老名までの通路が「スター・ウォーズ」一色にラッピングされているんだ。
まとめ — 33年分の映画の記憶を胸に
日本初のシネコンとして1993年に誕生し、THXサウンドというこだわりで全国の映画ファンを魅了し続けたイオンシネマ海老名が、2026年5月17日に閉館する。33年間、何百万人もの観客の夢と感動を受け止めてきた場所が幕を閉じるんだよ。
おじさんに言わせれば、映画館というのはただスクリーンと椅子があればいいわけじゃない。その場所に積み重なった記憶や体験が、映画をより深く豊かにしてくれるんだ。
まだ5月17日まで時間はあるよ。スター・ウォーズをTHXサウンドで体験したことのある人もない人も、この機会に海老名に足を運んでみてくれよ。きっと忘れられない体験になるはずさ。
おじさんのうんちくコーナー:THXって何者?
THX(ティー・エイチ・エックス)は、1983年にジョージ・ルーカスが設立した音響品質基準プログラムだよ。名前の由来には諸説あってね、ルーカスの初期映画「THX 1138」(1971年)からきているという説が有力なんだ。
THX認定を受けた劇場は、特定の音響基準を満たしていることが保証されていて、劇場の設計から機器選定まで厳格な審査があるんだよ。イオンシネマ海老名の7番スクリーンが日本初のTHX認定一般劇場だったという事実は、この映画館がただ「映画を見る場所」じゃなく、日本の映画体験そのものを進化させた存在だったことを示しているさ。