やあやあ、久しぶりだね。今日はちょっと聞いてくれよ、老齢年金の話をしようじゃないか。

「年金なんてまだ先の話」って思ってる若い人もいるだろうけど、おじさんに言わせれば、これを知らないまま歳をとるのは実にもったいない。2026年はなんと年金が増額される年でもある。しっかり仕組みを理解して、賢く備えようじゃないか。

老齢年金って、そもそも何なんだ?

老齢年金には大きく2種類ある。まず「老齢基礎年金」、これは国民年金の話だ。20歳から60歳までの40年間、保険料を納めた期間に応じて計算される。受け取るには、保険料納付済期間と免除期間などを合算して10年以上あることが条件で、原則として65歳から支給される。

それに上乗せされるのが「老齢厚生年金」だ。会社員や公務員として厚生年金に加入していた人が対象で、在職中の報酬額と加入期間に応じて金額が変わってくる。こちらも原則65歳からだが、条件を満たせば「特別支給の老齢厚生年金」として65歳前でも受け取れる場合がある。

2026年度の改定では、モデルケースの年金額が月7万6,000円(前年比+1,300円)に増額される予定だ。わずかと思うかもしれないが、こういう話はちゃんと追いかけておくのが大事さ。

繰上げ・繰下げ受給という選択肢

ここで面白いのが「いつ受け取るか」を自分で選べるという点だ。

  • 繰上げ受給:60歳〜65歳の間に前倒しで受け取れるが、その分減額される
  • 繰下げ受給:66歳〜75歳まで先延ばしにすれば、その分増額される

75歳まで繰り下げた場合、増額率はなんと84%増しになる。65歳時点の年金が月10万円なら、75歳からは月18万4,000円だ。長生きするほど元が取れる計算になるわけさ。ただし昭和27年4月1日以前生まれの方は繰下げの上限が70歳(権利発生から5年後)なので、自分の生年月日はしっかり確認してくれよ。

おじさんのうんちく:年金とGPIFの「ケタ違い」な話

まあ、聞いてくれよ。日本の年金積立金を運用しているのが「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)」という組織なんだが、これがすごい。2001年の運用開始から2023年度末までの累積収益がなんと+196兆円を超えているんだ!

GPIFは国内株式・国内債券・外国株式・外国債券を各25%ずつ分散投資するという基本ポートフォリオを採用している。個人の資産運用でもよく言われる「分散投資」の鉄則を、まさに国家規模でやっているわけだ。世界最大級の機関投資家とも呼ばれており、その運用資産残高は2024年時点で約250兆円規模に達する。

ただし、リーマンショックの2008年度には約9兆3,000億円の損失を出したこともある。長期で見れば大きく増えているが、単年度での上下はある。これ、投資の本質だよね。

2026年4月から大きく変わった「在職老齢年金制度」

ここが今一番ホットな話だ。知ってたかい、2026年4月から「在職老齢年金制度」の基準額が大きく引き上げられたことを?

この制度、働きながら年金を受け取る人を対象にしたもので、賃金と老齢厚生年金の合計が一定額を超えると、超えた分の半額が支給停止になるという仕組みだ。

年度 支給停止となる基準額
2024年度 月50万円
2025年度 月51万円
2026年度 月65万円(大幅引き上げ!)

たとえばこういうケースを考えてみよう。月の賃金が45万円、老齢厚生年金が月10万円の人の場合:

  • 改正前(2025年度まで):45万+10万=55万円 → 基準額51万円超過 → 超過分4万円の半額=2万円が支給停止
  • 改正後(2026年度から):基準額65万円のため → 全額支給!

年間で換算すると24万円の違いが出る人もいるわけで、これは見逃せない変更だよ。

なぜこんな見直しが必要だったかというと、内閣府が2023年度に行った「生活設計と年金に関する世論調査」で、65〜69歳の約6割が「66歳以降も働きたい」と回答しているにもかかわらず、同じ世代の3割以上が「年金が減らないよう働く時間を調整する」と答えていたからだ。年金制度が逆に働く意欲を削いでいたわけで、それを解消しようという動きさ。

年金から天引きされる5つのお金

おじさんがもう一つ教えてあげよう。「年金が増えた!」と喜んでも、手取りはもっと少なくなる。年金から天引きされる主なものを整理しておこう。

  1. 所得税・復興特別所得税:公的年金は雑所得として課税対象
  2. 住民税:前年の所得をもとに計算
  3. 介護保険料:65歳以上は年金から天引き(年額18万円以上の年金受給者)
  4. 国民健康保険料または後期高齢者医療保険料:同様に天引き
  5. 国民年金保険料(特定の場合):一部対象者に適用

額面と手取りのギャップはバカにならない。年金額だけで老後設計をするのは危険だから、手取りベースで考えるクセをつけておくことが大切だよ。

まとめ:年金、ちゃんと向き合おうじゃないか

さあ、老齢年金について大事なポイントをまとめておこう。

  • 老齢基礎年金は受給資格期間10年以上、65歳から
  • 老齢厚生年金は会社員・公務員向けに上乗せ
  • 繰下げ受給で最大84%増額(75歳まで)
  • 2026年4月から、在職老齢年金の基準額が月65万円に引き上げ
  • GPIFが196兆円超の収益を積み上げ、年金財政を下支え
  • 手取りは額面より少ない、天引き5項目に注意

年金なんて難しくて関係ない、なんて思わずに、自分の将来のこととして向き合ってほしいんだよ。どうせ老後は来るんだから、早めに知識を持っておくのが一番の備えさ。

まあ、今日のところはここまで。おじさんの話、少しは参考になったかな?次も気軽に声をかけてくれよ!