やあやあ、久しぶりだね。今日はね、みんなが毎日のようにお世話になってるのに、意外と知らないことだらけの会社、大塚製薬について、おじさんがたっぷり語ってあげるよ。
ポカリもカロリーメイトも、実は同じ会社だったって話
まあ、聞いてくれよ。「大塚製薬」って聞くと、なんとなく薬の会社だと思うじゃないか。でもね、実はポカリスエットもオロナミンCドリンクもカロリーメイトもSOYJOYも、全部この会社が作ってるんだよ。驚いただろう?
おじさんに言わせれば、「製薬会社なのになぜ飲料?」って疑問は当然さ。大塚製薬の企業理念は「世界の人々に貢献する革新的な製品を創造する」という言葉に集約されていてね、医薬品だけじゃなく「ニュートラシューティカルズ関連事業」と呼ぶ健康食品・飲料分野にも早くから力を入れてきたわけだ。
この会社の創業は1921年。会社としての設立は1964年8月10日なんだが、もう100年以上の歴史を持つ老舗なんだよ。本社は東京都千代田区神田司町2丁目9番地に置いていて、2022年12月期の単独売上高はなんと5970億9300万円。純資産も8274億6400万円という規模を誇る、日本を代表する製薬・食品複合企業なんだ。
「オロナイン」から「ポカリ」まで、知られざる開発秘話
オロナインH軟膏の歴史は意外に深い
大塚製薬が一般家庭に名前を広めたのは、なんといってもオロナインH軟膏だよ。発売当初は「オロナイン軟膏」という名前だったのが、後に「H軟膏」というサブタイトルが付いた。おじさんの子供の頃から台所に必ず1本あったあれだよ。傷・やけど・ニキビ・あかぎれと、まさに「万能薬」として日本中の家庭に定着したんだ。
ポカリスエットは1980年に誕生
今では当たり前のスポーツドリンク市場を開拓したポカリスエットは、1980年に発売された。「汗の成分に近い飲料を」という発想で生まれたこの製品は、いまや日本国内はもちろん、アジアを中心に世界50か国以上で販売されているんだよ。「ポカリ」の愛称で親しまれ、病院での点滴補助として医療現場でも推奨されることがある、ちょっと特殊な立ち位置の飲料なんだ。
今、大塚製薬で起きている深刻な問題
ここでね、少し真剣な話をしないといけない。おじさんも胸が痛いんだが、最近のニュースで大塚製薬の社員が過労死したという報道が出てきた。遺族の方々は「働き方改革の推進を」と訴えていて、北海道新聞デジタルでも大きく取り上げられた。
同じような文脈で、東京ガスの2年目社員(東大卒)が自ら命を絶った案件では、東京地裁が「フキハラ(不機嫌ハラスメント)」による過重な精神的負荷を認定し、2024年に労災を認める判決を下した。「分かんないかなあ?」という上司の言葉が繰り返し投げかけられた環境が問題視されたこの事件は、職場のハラスメントがいかに人を追い詰めるかを改めて社会に問いかけた。
大塚製薬の事案も、こうした「働く人の命と健康」という観点で社会全体が向き合わなければならない問題さ。売上高6000億円に迫る大企業であっても、そこで働くひとりひとりの社員の命は何物にも代えられない。遺族が声を上げることで、会社や社会全体が変わっていく——おじさんはそれを信じたいと思っているよ。
医薬品の世界でも最前線を走っている
ニュートラシューティカルズ(健康食品・飲料)の話ばかりしてきたけど、もちろん本業の医薬品分野でも大塚製薬は世界レベルで戦っているんだ。統合失調症の治療薬「エビリファイ」は世界150か国以上で承認された大型製品で、2013年には世界売上高ランキングのトップ10入りを果たした実績がある。こうした創薬・再生医療などの高度な研究開発にも継続的に力を入れているのが、この会社の強みなんだよ。
2026年2月13日には2025年度本決算も発表されていて、グループ全体としての成長を投資家にアピールしている。ポカリからエビリファイまで、食卓と病院の両方で存在感を放つ会社は、日本でもそうそうないよ。
まとめ — 身近な会社にこそ、深い話がある
どうだい、大塚製薬がちょっと違って見えてきただろう?ポカリを飲むたびに「これ、創業100年超の製薬会社が作ったんだよな」って思い出してみてくれよ。
でもね、それと同時に、今まさに遺族が「働き方改革を」と訴えている現実も忘れないでほしい。どんなに素晴らしい製品を作る会社でも、そこで働く人たちが健康で幸せでなければ、本当の意味での「世界の人々への貢献」にはならないとおじさんは思うんだ。
身近な商品の向こう側にある、会社の歴史や働く人たちの姿——そういうことに少し興味を持ってみると、世の中がもっと面白く見えてくるもんだよ。それじゃあ、またね。
うんちくおじさんの豆知識コーナー
ちょっと聞いてくれよ。大塚製薬って、実は国内21社・海外27社にのぼる「大塚グループ」の中心的企業の一つなんだ。グループにはアース製薬や大鵬薬品工業、大塚食品なんかも含まれていてね、2008年7月8日に「大塚ホールディングス株式会社」という持株会社が設立されて、現在は大塚ホールディングスが100%の株式を持つ子会社という形になっている。つまり「大塚」という名前が付く会社があちこちにあって、ちょっとわかりにくいんだけど、スーパーで見かける「大塚食品」のボンカレーと、薬局のポカリスエットと、コンビニのカロリーメイトは、みんなこの大きな「大塚ファミリー」の一員なんだよ。これを知ってると、スーパーの買い物がちょっと楽しくなるだろう?
研究開発拠点も全国各地に広がっていて、徳島研究所(徳島県徳島市川内町)、大阪創薬研究センター(大阪府箕面市彩都粟生北)、大津栄養製品研究所(滋賀県大津市際川)、佐賀栄養製品研究所(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町)と、日本各地で日夜研究が続いているんだ。