やあやあ、久しぶりだね。今日はちょっと笑えない話をしなきゃいけないんだ。まあ、聞いてくれよ。

東京でね、「はしか(麻疹)」が急拡大しているんだよ。2026年4月現在、東京都内の感染者数がついに109人に達したんだ。これ、何がヤバいかって言うとね、去年2025年の1年間の感染者数の3倍以上をもう超えてしまっているんだよ。しかも100人を超えるのは7年ぶりだって言うじゃないか。

全国で見ても深刻でね、2026年の累計患者数はすでに236人。昨年の同時期と比べると3.6倍という猛烈なスピードで増えている。沖縄タイムスも大きく報じているくらいだ。これはもう、おじさんとして本気で「気をつけろよ!」と言わなきゃいけないね。

「今さらはしかって?」と思ったら大間違いだぞ

読売新聞の報道によると、今月4月だけで東京都内で55人が感染しているんだよ。しかも大半が10代〜30代の若い世代なんだ。「えっ、子どもの病気じゃないの?」って思った人もいるかもしれないね。

おじさんに言わせれば、それが一番の誤解なんだよ。

はしかは確かに子どもに多い病気として知られているけど、ワクチン未接種や免疫が不十分な成人にも容赦なく感染するんだ。特に1990年代前後に生まれた世代は、ワクチンの接種スケジュールの変遷の関係で「抗体が十分でない」人が多いと言われているんだよ。

日本では2006年から麻疹ワクチンの2回接種制度が本格導入されたんだが、それ以前に1回しか打っていない世代や、そもそも接種を受けていない人が今の20代〜40代に一定数いるんだね。

おじさんが掘り下げる!はしかの本当の恐ろしさ

感染力が桁違いなんだよ

はしかウイルスの感染力、知ってたかい?インフルエンザの基本再生産数(R0)が1〜2程度なのに対して、はしかはなんと12〜18と言われているんだ。つまり、1人の感染者が平均して12〜18人に広めてしまうということだよ。

これは感染症の中でもトップクラスの強さで、空気感染もするから同じ空間にいるだけで感染リスクがあるんだ。しかも感染者が発症する前の潜伏期間(約10〜12日)にも他人にうつしてしまうという恐ろしさだよ。

合併症が怖いんだよ

はしかは「ちょっと熱が出て発疹が出る」程度に思っている人も多いかもしれないけど、実は合併症が非常に危険なんだよ。

  • 肺炎:はしか患者の約5〜10%が発症
  • 脳炎:約1000人に1人の割合で発症。永続的な神経障害が残ることも
  • SSPE(亜急性硬化性全脳炎):感染から数年〜10年後に発症する致死的な脳疾患。特に5歳未満での感染者に多い

WHO(世界保健機関)のデータによると、はしかは世界的に見ると今でも年間数十万人規模で死者が出ている感染症なんだ。先進国でも油断は禁物だよ。

おじさんの豆知識コーナー:はしかと「免疫の記憶消去」

まあ、聞いてくれよ。近年の研究で、はしかウイルスには「免疫記憶を消去する」という衝撃的な性質があることがわかったんだよ。

2019年にアメリカのサイエンス誌に掲載された研究では、はしかに感染すると、それまで別の病気にかかったり、ワクチンで獲得したりした免疫記憶の20〜70%が失われる可能性があることが示されたんだ。研究チームは「免疫の健忘症」と呼んでいるよ。

つまり、はしかにかかると「はしかを乗り越えた」だけでなく、過去に獲得した他の病気への免疫もリセットされてしまう可能性があるということ。これがどれだけ恐ろしいことか、おじさんはゾっとしたよ。だからこそ、ワクチンで予防することが本当に大切なんだよ!

東京での感染拡大、なぜ今なのか

2026年の春に東京でこれほど拡大している背景には、いくつかの要因が重なっているんだよ。

まず、海外からの持ち込みだね。はしかは東南アジアやヨーロッパの一部で流行が続いていて、インバウンド観光客が戻り人の往来が増えた現在、海外からウイルスが持ち込まれるリスクが高まっているんだ。

それから、集団免疫の低下も大きい。日本のワクチン接種率は高い方だけど、それでも一部の世代で接種率が90%を下回る地域があって、「集団免疫」が保たれていない状況があるんだよ。はしかの集団免疫には95%以上の接種率が必要と言われているから、わずかな空白が感染連鎖につながってしまうんだ。

対策はシンプル、でも確実にやってくれよ!

おじさんから読者のみんなへのお願いは一つだよ。自分のワクチン接種歴を確認してほしいんだ。

  • 1990年〜2000年代生まれの人は特に要注意
  • 母子手帳や接種記録で麻疹ワクチン(MRワクチン)の2回接種を確認しよう
  • 記録がない、または1回しか接種していない場合は、かかりつけ医に相談を

MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)は定期接種外でも接種できるよ。費用は地域によって異なるが、数千円〜1万円程度が目安だ。

まとめ:東京の「はしか騒動」、他人事じゃないぞ

東京都内の感染者が109人、全国では236人。去年の3.6倍のペースで増えているこの状況、正直おじさんはかなり心配しているよ。

7年前の2019年にも日本ではしかが流行して、その時も東京が震源地の一つだったんだ。あの時の経験があるはずなのに、また同じことが繰り返されているのはなんとも歯がゆいね。

でもね、ワクチンという「答え」は確かに存在しているんだよ。はしかは適切なワクチン接種で予防できる病気だ。10代〜30代の感染者が多いという現状を見て、「自分は大丈夫」なんて思わずに、まず記録を確認してほしいんだよ。

おじさんに言わせれば、「備えあれば憂いなし」——これは江戸時代から伝わる言葉だけど、公衆衛生においても同じことが言えるよ。自分の身を守ることが、まわりの大切な人を守ることにもつながるんだからね。

じゃあ、次回もおじさんの話に付き合ってくれよ!