やあやあ、久しぶりだね。今日は東京都民なら誰もが一度は訪れたことがあるはずの、あの「上野動物園」について、おじさんがたっぷり語ってあげようじゃないか。

最近、上野動物園にまつわるニュースがいくつか続いてね。ちょっと聞いてくれよ、これが結構興味深いんだ。


悲しいお知らせと春の上野

2026年4月、東京ズーネットから悲しい知らせが届いた。上野動物園で飼育されていたマヌルネコの「ユス」が亡くなったんだ。マヌルネコというのはユーラシア大陸の草原地帯に生息する野生のネコ科動物で、ふわふわの体毛と丸い瞳が特徴的な、見る者を虜にする動物だよ。ユスは多くの来園者に愛されていただけに、その訃報は動物園ファンの間で大きな悲しみを呼んだんだ。

そして一方で、明るいニュースもある。5月17日の「国際博物館の日」を記念して、上野の山を舞台にした「バクめぐり」イベントの参加者を4月27日締め切りで募集しているよ。さらに、ミュージアムウィークでは上野エリアの博物館・美術館・動物園が一体となった「上野まるごと博覧会」が開催されていて、文化の街・上野が大いに盛り上がっているんだ。


日本最古の動物園、その歴史は明治にさかのぼる

まあ、聞いてくれよ。上野動物園の正式名称は「東京都恩賜上野動物園」というんだが、「恩賜(おんし)」という言葉がついているのが味噌でね。これは宮内省(現・宮内庁)が管轄していたこの土地と施設を、昭和天皇が1924年(大正13年)に東京市に下賜(かし)したことに由来しているんだよ。

開園は1882年(明治15年)3月20日。つまり今年2026年で、なんと144年の歴史を持つ、日本で最も古い動物園なんだ。当初は農商務省博物局の付属施設としてスタートして、面積は現在の約14.3ヘクタールに広がり、約300種・3,000点以上の動物が暮らしている。年間入園者数はコロナ禍前の2018年度で約350万人を記録しており、日本を代表する動物園として不動の地位を誇っているよ。

おじさんの豆知識コーナー:バクって「夢を食べる」動物なの?

今回のイベント「バクめぐり」に出てくるバク(獏)、おじさんに言わせれば、これは実に面白い動物なんだよ。

日本の伝説では「バクは悪夢を食べる」とされていて、枕の下に「獏」と書いた紙を入れると悪夢を見ないと言われていたんだ。でも実際の動物としてのバクは、ウマやサイと同じ奇蹄目(きていもく)に属す草食動物でね、現在確認されている種は5種だよ。

その中でも上野動物園で見られるマレーバクは、体が白と黒の2色に分かれているのが特徴で、成体では体長1.8〜2.5メートル、体重150〜320キログラムにもなるんだ。あの独特な模様は、森の中で木漏れ日に溶け込むカモフラージュだという説があるよ。

そして何がすごいって、バクの基本的な体の形は約3,500万年前からほぼ変わっていないとされていてね、「生きた化石」とも呼ばれる動物なんだ。ロマンがあるだろう?


ジャイアントパンダと上野の切っても切れない縁

おじさんが上野動物園について語るなら、パンダの話は外せないよ。

上野動物園が初めてジャイアントパンダを迎えたのは1972年10月28日のこと。日中国交正常化を記念して中国から贈られた「カンカン」と「ランラン」の2頭で、初公開日には1日で6万2,000人もの人が押し寄せたんだ。当時は入場制限どころか、人々が押しつぶされそうになるほどの大混雑だったという記録が残っているよ。

現在は「リーリー(力力)」と「シンシン(真真)」のペアが暮らしており、2021年6月23日には双子の「シャオシャオ(暁暁)」と「レイレイ(蕾蕾)」が誕生。上野のパンダ人気は今も健在だよ。


上野の山がまるごと「知の広場」になる

上野公園の半径1キロ圏内には、上野動物園をはじめとして、東京国立博物館(1872年創立)、国立科学博物館(1877年創立)、東京都美術館(1926年創立)、国立西洋美術館(1959年創立)など7つもの主要文化施設が集中しているんだよ。これは世界的に見ても珍しい「ミュージアムクラスター」で、ロンドンの「ミュージアム・ロード」やニューヨークの「ミュージアム・マイル」と肩を並べる存在さ。

今回のミュージアムウィークはまさにその強みを活かしたイベントで、動物園も博物館も美術館も、まとめて上野の文化をめぐれるというわけだ。上野はただの「パンダを見に行くところ」じゃないんだよ。


まとめ:144年分の愛情が詰まった場所

今日はマヌルネコのユスの訃報から始まり、バクの不思議、パンダとの歴史、上野の文化ゾーンまで、たっぷり語ってしまったね。

144年という歴史の重みは、単なる「動物を見せる施設」を超えた何かを、上野動物園に与えていると思うんだよ。亡くなった動物たちへの哀悼も、新しいイベントへの期待も、全部含めて上野動物園というものが成り立っているんだろうね。

4月27日締め切りの「バクめぐり」も、ミュージアムウィークも、まだ間に合うかもしれないから、気になった人はぜひチェックしてみてくれよ。おじさんも春の上野を歩きたくなってきたよ。