やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさんの大好きなテレビの話をしようじゃないか。

最近ちょっと気になるニュースがあってさ、劇団ひとりが新しいクイズ番組に出るんだって。しかも「賞金先渡しクイズ」という、なかなかにアクロバティックな仕組みのやつでね。おじさん、これは放っておけないと思ったわけよ。

劇団ひとりって、そもそも何者だっけ?

まあ、知ってる人も多いだろうけど、改めて整理しておこう。本名・大倉弘樹、1977年3月5日生まれ、千葉県出身の48歳。芸名「劇団ひとり」は、文字通り「一人で劇団を作ってしまった」という発想から生まれた、なかなかに尖ったネーミングだよ。

お笑い芸人としてデビューしたのは1996年。でも彼がすごいのは、芸人だけにとどまらなかったことだ。2006年に発表した小説『陰日向に咲く』が累計100万部を超えるベストセラーになり、2007年には本屋大賞にもノミネートされた。さらに2014年には映画『青天の霹靂』を自ら監督し、第38回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞している。芸人・俳優・作家・映画監督、全部こなすって、なかなかいないよ、こういう人は。

プライベートでは2008年にシンガーソングライターの大沢あかねと結婚し、一男一女の父でもある。

50万円が溶けた夜の話

さて、本題に入ろう。今回の新番組「賞金先渡しクイズ」の収録で、劇団ひとりが告白したエピソードがなかなか強烈でね。

なんと彼、過去にカジノで50万円を一夜にして失った経験があるというんだ。本人いわく「気づいたら全部なくなってた」という感じだったらしく、お金がどんどん減っていく恐怖は体験者にしかわからない、と語っていた。

その経験があるからこそ、「賞金が正解するたびに減っていくというこのクイズの仕組みは、人生にも通じる」という独特の哲学的コメントを残している。おじさん、これはなかなか深い言葉だと思ったよ。

「賞金先渡しクイズ」ってどんな番組?

この番組、仕組みがユニークでね。普通のクイズ番組は正解すれば賞金が増えるじゃないか。ところがこのショーは最初に賞金を渡してしまうんだ。そして問題に答えるたびに、数字で答えるサバイバル形式で賞金が減っていく仕組みらしい。

つまり手元にあるお金を守るために必死で答え続けるわけで、これが心理的なプレッシャーをものすごく生む。「あと何問間違えたら全部なくなる」という計算を頭でしながらクイズに挑むんだから、普通のクイズとは全然違う緊張感があるんだよ。

カジノで50万失った劇団ひとりが、賞金が減っていくクイズに挑む——これ、なかなかドラマチックな構図じゃないか。番組スタッフも彼をターゲットにしたのは「あぶない」と本人も自認するほどで、出演者のキャスティングとしては相当に計算されてるよ、これは。

うんちくおじさんの豆知識コーナー

ちょっと聞いてくれよ。カジノのギャンブルで「損失回避バイアス」という心理現象があってね、これが実は行動経済学の超重要テーマなんだ。

1979年、心理学者のダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーが発表した「プロスペクト理論」によると、人間は同じ金額でも「得る喜び」より「失う痛み」を約2.25倍強く感じることが実験で証明されている。

つまり1万円を得たときの喜びより、1万円を失ったときの痛みのほうが2倍以上強く感じるってわけだ。カーネマンはこの研究で2002年にノーベル経済学賞を受賞している。

「賞金先渡しクイズ」の設計は、まさにこの心理をついているんだよ。最初に賞金を「自分のもの」として渡されると、それを失いたくないという気持ちが普通のクイズより何倍も強くなる。劇団ひとりが「人生にも通じる」と言ったのは、あながち大げさじゃないんだ。

劇団ひとり、実はクイズ適性が高い男

おじさんに言わせれば、劇団ひとりってクイズ向きの人間だと思うんだよ。理由はいくつかあってね。

まず彼は、自分でネタを全部書く「ピン芸人」として1990年代後半から活動しており、多方面の知識をストーリーに落とし込む能力が高い。小説家としても活躍していることから、論理的思考と知識の引き出しがバランスよく備わっている。

さらに映画監督としての経験から、全体の構成を見ながら局所の判断をする能力も持っている。クイズって実は、「何を選んでどこでリタイアするか」というゲームデザインの視点が意外と大事で、その判断力は彼の強みになりそうだ。

ただし問題は、カジノで50万溶かしたという「勝負弱さ」の実績だよ(笑)。知識はあっても、プレッシャーの下では別の話になるからね。

陣内智則の前でのカミングアウトが面白い

今回のニュースで一つ見逃せないのが、「陣内智則の前で50万円が溶けた夜を告白した」という点だ。陣内智則といえば、映像を使った漫才で独自のスタイルを確立し、2005年のM-1グランプリでは決勝に進出した大阪出身のお笑い芸人。同世代の芸人仲間の前で、しかも番組収録という公の場でこれをカミングアウトするあたりに、劇団ひとりの「ちゃんとエンタメにする」という職人気質を感じるよ。

まとめ——お金が減る恐怖は誰にでも通じる

まあ、聞いてくれてありがとうよ。今日の話をまとめると、劇団ひとりという人間は、お笑い・小説・映画監督という複数の顔を持ちながら、50万円をカジノで溶かしたという人間くさいエピソードも持つ、なんとも魅力的な人物だということだ。

「賞金が減っていくクイズは人生にも通じる」——この言葉、おじさんはかなり好きだよ。人生だって、最初に持っているものをどう守るか、何に使うか、いつ手放すかの連続だからね。

番組がいつ放送されるか、詳細はまだ発表待ちだけど、劇団ひとりが画面の中でどんな顔をしながら賞金を守ろうとするか、おじさんは楽しみにしてるよ。

それじゃあ、また面白い話ができたら来るよ。達者でな!