やあやあ、久しぶりだね。うんちくおじさんだよ。

今日はメジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの話をしようじゃないか。あの佐々木朗希くんがドジャースに入って、さっそくロバーツ監督から「もっと長く投げてくれ」と注文がついたらしいね。まあ、聞いてくれよ、これは単なる小言じゃなくて、メジャーリーグの文化と日本野球の違いが凝縮された、なかなか深い話なんだよ。

ロバーツ監督が佐々木朗希に求めること

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、佐々木朗希の2度目の登板を2026年4月6日に控えたタイミングで、こんなことを言ったんだ。「先発投手の仕事は長くイニングを食うことだ」「計算できない投手はいないほうがましだ」——なかなか手厳しい言い方だけど、これはメジャーの文化そのものだよ。

佐々木朗希くん、2001年11月3日生まれの24歳。千葉ロッテマリーンズで7シーズン投げて、2025年オフにドジャースへ移籍した。移籍金は国際ボーナスプール制度の関係で年俸625万ドル(約9億円)と、実力に比べれば格安と言われているね。2022年4月10日にはロッテ対オリックス戦で完全試合を達成しているんだから、実力は本物さ。

でも問題は「ゼロか100」の不安定さ、つまり突然乱れることがあるという点。ロバーツ監督が「計算できない投手」と表現したのは、そこを指しているんだ。

メジャーで「イニングを食う」とはどういうことか

先発投手の役割の変化

おじさんに言わせれば、これは20〜30年前から続くメジャーリーグの哲学なんだよ。

1980年代のメジャーリーグでは、先発投手が1試合で120〜130球を投げ、9回完投するのが当たり前だった。1987年のシーズンに完投数のリーグ平均は1チームあたり約50試合もあったんだよ。それが2023年シーズンになると、30球団合計の完投数はわずか59試合——1チーム平均たったの2試合を切った。投手分業が極限まで進んだ結果さ。

それでも「先発が6イニングを投げてくれれば御の字」というのは今も変わらない。なぜかというと、後ろのリリーフ陣への負担が全然違うからだ。4イニングで降りる先発と6イニング投げる先発では、ブルペンへの消耗が全く別物になる。シーズン162試合を戦うドジャースにとって、これは死活問題なんだよ。

ドジャースのブルペン事情

ドジャースは2024年にワールドシリーズを制覇した(ヤンキースに4勝1敗)、現在メジャーNo.1の強豪チームだ。総年俸は2025年シーズンで約3億2000万ドル(約470億円)と、30球団中断トツのトップ。それだけ豪華な陣容でも、先発が早く降りると後ろの投手が疲弊するのは変わらない。だからこそ、ロバーツ監督は佐々木朗希に「イニングを食うのが仕事だ」と言い続けるんだよ。

うんちくおじさんの豆知識コーナー

「先発投手」という概念は意外と歴史が浅い!

ちょっと聞いてくれよ、これは面白い話なんだ。

19世紀の野球では「ローテーション」という概念がほぼなかった。1880年代のナショナルリーグでは、エース投手が年間60〜70試合以上登板するのが普通で、シカゴ・ホワイトストッキングスのジョン・クラークソンは1885年シーズンに53勝16敗という記録を残している。今では考えられない話だろう?

「4人ローテーション」が標準化されたのは1970年代、「5人ローテーション」になったのは1980年代後半から1990年代にかけてのことだ。投手の肩を守るという概念が医学的に確立されてきた結果だよ。

さらに言えば、「球数制限」が本格的に議論されるようになったのは1990年代以降。トミー・ジョン手術(尺側副靭帯再建術)の件数が増えるにつれて、メジャーリーグ全体が「投げすぎ」に警鐘を鳴らし始めたんだ。佐々木朗希くんが「100球を超えると急に乱れる」と言われるのも、この球数管理の文化と無関係じゃないよ。

日本とメジャーの「エース観」の違い

おじさんが思うに、佐々木朗希くんの課題は技術より「文化的適応」にあると思うんだよね。

日本プロ野球では、エースは「大事な試合で完璧に抑える投手」というイメージが強い。だから球数が増えてきたら早めに交代させる。それが「エースを守る」文化になっている。

でもメジャーリーグでは「エースとはシーズン通じてチームを引っ張る存在」だ。2023年シーズンにサイ・ヤング賞(ナ・リーグ)を受賞したブレイク・スネルは平均5.0イニング、レンジャーズのジョーダン・モンゴメリーは平均5.9イニング。イニング数と防御率の両立が求められるんだよ。

佐々木朗希くんが2026年シーズンにドジャースで定着するには、「5回を完璧に抑えて降りる投手」から「6〜7回を80〜90点で投げ続けられる投手」への意識改革が必要なんだ。

ドジャースタジアムという特別な場所

余談だけどね、ドジャースの本拠地「ドジャー・スタジアム」は1962年4月10日に開場した。収容人数は5万6000人で、メジャーリーグで3番目に大きいスタジアムだ。2022年には全球団の中でシーズン最多となる380万人以上の観客を集めている。ロサンゼルスという大都市の中心で、これだけの観客が毎試合見守る中で投げるプレッシャーは、24歳の若者には相当なものだろうよ。

まとめ——佐々木朗希の挑戦を見守ろう

ロバーツ監督の「もっとイニングを投げてくれ」という言葉、最初は厳しく聞こえるかもしれないけど、おじさんには「それだけ期待している」というメッセージに聞こえるよ。

2026年4月6日の2度目の登板で、佐々木朗希くんがどれだけイニングを伸ばせるか——それが今後のドジャースでの立ち位置を左右する大事な一戦になりそうだね。

メジャーリーグは162試合という長丁場だ。シーズン終盤にエースとして計算される投手になれるかどうか、一緒に見守っていこうじゃないか。

まあ、うんちくおじさんはドジャースの快進撃と、佐々木朗希くんの成長、両方に期待しているよ。またゆっくり話そうじゃないか!