やあやあ、久しぶりに熱い話題が来たよ。今日は福岡県久留米市の花火について、おじさんがじっくり語ってあげよう。

夏が近づいてくると、花火の話題が出てくるだろう?特に久留米の花火といえば、九州でも指折りの規模を誇るあの大会さ。まあ、最後まで聞いてくれよ。


筑後川花火大会——九州最大級の夜空の祭典

久留米市は福岡県南部に位置する、人口約30万人の中核都市だよ。ブリヂストンの創業地としても知られていて、タイヤの街としても有名さ。でも夏になると、この街のもう一つの顔が輝きはじめる——それが筑後川花火大会だよ。

毎年8月に筑後川の河川敷で開催されるこの花火大会は、打ち上げ数約1万発を誇り、九州最大級の規模を誇る花火大会として知られているんだ。来場者数は例年50万人超。久留米市の人口の約1.6倍もの人が集まるんだから、どれほどの熱気かわかるだろう?

大会の特徴は何といっても2か所同時打ち上げだ。上流側と下流側の2地点から花火が打ち上げられるから、どの角度から見ても楽しめるという粋な演出がある。水面に映る花火の反射もまた格別でね、筑後川ならではの情景が毎年観客を魅了しているんだ。


おじさんが教える花火のうんちく3選

その1:花火の色の秘密は「金属塩」にあり

まあ、聞いてくれよ。花火ってなんであんなにカラフルなのか考えたことあるか?

実はあの色は、燃やす金属の種類によって決まるんだ。化学の話になるが、これが実に面白い。

  • 赤色 → 炭酸ストロンチウム(Sr)
  • 緑色 → 硝酸バリウム(Ba)
  • 青色 → 炭酸銅(Cu)——これが一番難しい色とされている
  • 黄色 → 硝酸ナトリウム(Na)
  • 白色 → アルミニウムやマグネシウム

特に青色は発色が難しく、長い間花火師たちの悲願だった色なんだよ。銅化合物は燃焼温度の管理が難しくてね、鮮やかな青を安定して出せるようになったのは20世紀後半の話さ。久留米の夜空に咲く青い花火には、そんな技術の歴史が詰まっているんだ。

その2:花火は江戸時代に「慰霊」から始まった

おじさんに言わせれば、花火の起源を知らずに楽しんでいる人が多すぎる。

日本で花火が盛んになったのは江戸時代、1733年(享保18年)のことだよ。前年に大飢饉と疫病で多くの人が亡くなったことを受け、江戸幕府が隅田川で「水神祭」を催したのが、現在の隅田川花火大会の起源とされているんだ。つまり花火は元々、亡くなった人々への鎮魂と悪霊退散の意味を持っていたわけさ。

久留米の筑後川花火大会も、地域の伝統行事として長年にわたり開催されてきた。川という「境界」に打ち上げることで、この世とあの世を結ぶという古い信仰とも関係があるんだよ。夏の夜空に花火を見て「きれいだな」と思う感覚の裏には、そういう深い文化的背景があるんだ。

その3:花火師という職人の世界

日本には現在、全国に約300社の花火製造業者があると言われているよ。その中でも老舗は江戸時代から続く由緒ある家柄が多い。

有名なところでは、1659年(万治2年)創業の鍵屋(現・宗家花火鍵屋)と、そこから1810年(文化7年)に独立した玉屋の話は外せないだろう。隅田川花火大会で両者が競演した際に観客が「鍵屋!」「玉屋!」と声を上げたのが、掛け声「かぎや〜!」「たまや〜!」の由来だ。現代でも「たーまやー」と叫ぶ文化が残っているのは、その名残りさ。

うんちくおじさんの豆知識コーナー

花火の「号数」って知ってるか?

よく「10号玉」とか「4号玉」という言葉を耳にするだろう?これは花火玉のサイズを表す単位なんだ。

  • 4号玉(直径12cm・重さ約200g):打ち上げ高度約150m、開花直径約80m
  • 8号玉(直径24cm・重さ約1.5kg):打ち上げ高度約300m、開花直径約240m
  • 10号玉(直径30cm・重さ約3kg):打ち上げ高度約320m、開花直径約300m

そして日本最大級とされる20号玉(直径60cm・重さ約30kg)になると、開花直径は600m以上にも達するんだよ!これが夜空で開くんだから、そのスケールたるや凄まじいだろう。

久留米の筑後川花火大会でも大玉が打ち上げられ、観客の度肝を抜く演出が毎年用意されているんだ。


2025年・2026年の久留米花火はどうなる?

近年は新型コロナウイルスの影響で各地の花火大会が中止や規模縮小を余儀なくされてきたが、久留米の筑後川花火大会も例外ではなかった。2020年〜2021年は中止、2022年以降は段階的に復活し、2023年・2024年は久しぶりに本格開催が行われたんだ。

会場周辺では有料観覧席の設置や交通規制も実施されており、スムーズに楽しむためには事前のチケット購入と現地へのアクセス計画が必須だよ。JR久留米駅や西鉄久留米駅からのシャトルバスや徒歩ルートが整備されているから、公式情報をきちんとチェックしておくのがおじさんのおすすめさ。

また、久留米市では花火大会以外にも久留米まつり(毎年8月開催)と合わせて楽しむことができる。山車や神輿、屋台が並ぶ賑やかなまつりと夜空の花火——これが久留米の夏の黄金コンビだよ。


まとめ——花火には「知識」というスパイスを加えてみよう

どうだい、久留米の花火についてちょっとは詳しくなっただろう?

50万人が集う筑後川の畔で、1万発の花火が夜空を彩る——その一発一発に、江戸時代から続く花火師の技術と、鎮魂の祈りと、金属化学の叡智が詰まっているんだよ。

花火を見るとき、ただ「きれいだな」と思うだけじゃなく、「あの青い花火には銅が入っているんだな」「この号数の玉はこれくらい大きいのか」なんて考えながら見ると、もっと楽しくなるぞ。それがうんちくの醍醐味ってやつさ。

今年の夏、ぜひ久留米の筑後川へ足を運んでみてくれよ。おじさんも心の中で一緒に「たーまやー!」と叫んでいるからな。