やあやあ、まあ聞いてくれよ。
サッカーが好きなおじさんとしては、もう興奮が止まらない出来事があったんだ。日本代表がウェンブリー・スタジアム——そう、あのウェンブリーで、イングランド代表に勝利したんだよ!これがどれだけすごいことか、ちょっと説明させてくれよ。
ウェンブリーで勝つということの重み
2007年に再建されたロンドンのウェンブリー・スタジアムは、収容人数9万人を誇るヨーロッパ最大級の競技場だ。建設費は約7億9,800万ポンド(当時のレートで約1,700億円)という超高額物件でね、サッカーの「聖地」と呼ばれる場所さ。もともと1923年に建てられた旧ウェンブリーも含めると、1966年のFIFAワールドカップ決勝戦でイングランドがドイツ(当時の西ドイツ)を4-2で破って優勝した舞台でもある。
そこで日本が勝った。完全アウェイ環境の9万人の大観衆の中でね。
今回の日本代表の「英国遠征」で特に注目を集めたのが、MF佐野海舟選手だ。ドイツ・ブンデスリーガでプレーする佐野に対して、独クラブの指揮官が「ウェンブリーで勝つなんて、本当に素晴らしい偉業だ」と最大級の賛辞を贈ったことがニュースになった。遠藤航、鎌田大地とともに「ボランチの最適解」として挙げられるほどの存在感を示したんだよ。
そもそも「ビッグクラブ」とは何者なのか
ここで、おじさんに言わせれば、この「ビッグクラブ」という言葉をもう少し掘り下げる必要がある。
サッカー界でビッグクラブと呼ばれるのは、主にヨーロッパの強豪クラブのことだ。代表格を挙げるとすれば——
- レアル・マドリード(スペイン):UEFAチャンピオンズリーグ優勝回数15回(2024年時点)、年間収益約8億3,140万ユーロ(2022-23シーズン、デロイト調査)でサッカークラブ世界収益第1位
- バルセロナ(スペイン):同チャンピオンズリーグ優勝5回、かつてリオネル・メッシが2004年から2021年まで在籍し、シーズン91得点(2012年カレンダーイヤー)という世界記録を打ち立てた
- バイエルン・ミュンヘン(ドイツ):ブンデスリーガ優勝32回(2023年時点)という圧倒的な国内支配力
- マンチェスター・ユナイテッド(イングランド):1878年にニュートン・ヒースFCとして創設、1992年創設のプレミアリーグで13回の優勝
イングランドでは「ビッグ6」という概念がある。マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシー、リバプール、トッテナムの6クラブのことで、この6クラブだけで2022-23シーズンのプレミアリーグ総収益の約60%を占めるんだよ。
日本人選手がビッグクラブに根付いてきた時代
話を日本代表に戻そう。今回のウェンブリー勝利でさらに評価が高まった選手たちは、実はビッグクラブの近くでプレーしているんだよ。
鎌田大地選手は、2024-25シーズンからクリスタル・パレス(プレミアリーグ)でプレー中。遠藤航選手は2023年夏にリバプール(1892年創設、チャンピオンズリーグ6回優勝のビッグクラブ)に移籍し、日本人MFとして新境地を開拓した。
かつて1999年、中田英寿選手がASローマに移籍してセリエAで活躍したときも「夢のような話」だったけど、今では日本人選手がプレミアリーグやブンデスリーガで当たり前のように活躍する時代になった。これは本当に感慨深いことだよ。
ビッグクラブと代表チームの関係性
ここで少し専門的な話をするとね、代表チームの強さとビッグクラブでの経験は切っても切れない関係にある。
FIFAランキング(2024年3月時点)で日本は18位。この順位は単なる勝敗だけでなく、対戦相手の強さによって大きく左右される。イングランドは同ランキング5位という強豪中の強豪だ。その相手をホームのウェンブリーで倒したのだから、これが国際サッカー界に与えたインパクトの大きさは言うまでもないよね。
森保一監督が率いる日本代表が「英国遠征」で連勝を果たしたことは、単なる2試合の勝利以上の意味を持つ。ビッグクラブが集まるヨーロッパの中枢で、日本の実力が本物だと証明したわけさ。
まとめ — ビッグクラブの時代に挑む日本のサッカー
おじさんがサッカーを見始めた1990年代は、「日本代表がウェンブリーで勝つ」なんて夢物語だった。それが今や現実になってるんだから、サッカーというスポーツは本当に面白い。
ビッグクラブの舞台で揉まれた選手たちが代表に帰ってきて、その経験を発揮する。佐野海舟、鎌田大地、遠藤航——彼らがヨーロッパで積み上げてきた実力が、ウェンブリーという最高の舞台で花開いたんだよ。
次のオランダ戦も含めた「英国遠征」の完結に向けて、おじさんも固唾を飲んで見守るとするよ。サッカーって、やっぱりいいもんだろう?
うんちくおじさんの豆知識コーナー
「ビッグクラブ」の語源と歴史的な格付けの話
ちょっと聞いてくれよ——「ビッグクラブ」という概念が確立したのは意外と最近のことなんだ。
1990年代に欧州チャンピオンズリーグが現在の形式に改編されて以降、参加クラブへの分配金が莫大になり、「常連クラブ」と「それ以外」の差が急拡大した。1999年にUEFAが導入した係数制度(クラブランキング)により、過去の成績が将来の収益に直結する仕組みが生まれたのさ。
さらに面白いのが「スーパーリーグ構想」だ。2021年4月18日、レアル・マドリードやバルセロナ、ユベントスなど12クラブが「欧州スーパーリーグ」の創設を電撃発表した。しかし翌19日から20日にかけて、マンチェスター・シティを皮切りに英国の6クラブが相次いで離脱。ファンや各国政府からの猛烈な批判を受けて、わずか48時間で事実上崩壊したんだよ。ビッグクラブといえど、サッカーファンの怒りには勝てなかったという歴史的な出来事さ。