やあやあ、今日も元気にやってるかい?おじさんだよ。

ちょっと聞いてくれよ。「推しのキャラクターと一緒にお風呂に入る」——そんな夢みたいな体験が、令和のニッポンで本当に実現しちゃったんだ。スーパー銭湯大手の極楽湯と、スマホゲームの金字塔「Fate/Grand Order」(FGO)がまさかのコラボを発表した。おじさん、最初にこのニュースを見たとき「え、温泉でFGO?」って二度見したよ!

Fate/Grand Orderって何?改めて振り返ってみよう

FGOをご存知ない方のために説明しておこうか。「Fate/Grand Order」はTYPE-MOONとAniplexが共同開発したスマートフォン向けRPGで、2015年7月30日に日本でサービスをスタートしたゲームだよ。

歴史上の英雄や神話の登場人物を「サーヴァント」と呼ばれる存在として召喚し、人類史を守るために戦うというストーリーだ。アルトリア・ペンドラゴン(アーサー王がモデル)、マーリン、謎のヒロインXなど個性豊かなキャラクターが揃い、その世界観の深さから熱狂的なファンを世界中で生み出してきた。

2019年にはApp Annieが発表したモバイルゲームの年間売上ランキングで世界トップ5に入るなど、まさに世界規模の人気コンテンツに成長。日本国内でも長年にわたって主要RPGアプリのトップ層にランクインし続けているんだよ。

極楽湯って何者?

一方の極楽湯も、実はなかなかスゴい会社なんだよ。

極楽湯ホールディングスは1995年に愛知県で第1号店をオープン。以来、全国展開を着々と進め、現在では国内に約60店舗以上を展開するスーパー銭湯業界の大手チェーンだ。さらに中国(上海・蘇州など)にも進出しており、海外展開を果たした数少ない日本のスーパー銭湯企業のひとつでもあるんだよ。

傘下ブランドの「RAKU SPA」は都市型リラクゼーション施設として展開しており、岩盤浴・露天風呂・サウナ・食事処・マッサージルームまで備えた総合施設として、スーパー銭湯の枠を超えた存在感を示している。

コラボの何がすごいのか

おじさんに言わせれば、このコラボで面白いのは「リアル空間に推しを召喚する」という発想なんだよ。

従来のゲームコラボといえばカフェやポップアップショップが定番だった。でも「温泉・スーパー銭湯」という場所でのコラボはほとんど前例がない。なぜかって?それはお風呂という「一人の内省的な空間」に、エンタメを持ち込む難しさがあったからだろう。

しかし極楽湯はその壁を超えてきた。FGOの世界観を纏った施設内装飾、限定グッズの配布、そして「推しのいる空間でお湯に浸かる」という体験——これはゲームファンにとって新感覚のリラクゼーションになるはずだよ。福井新聞が「異例企画」と評するほど、業界的にも画期的な取り組みとして注目を集めているんだ。

うんちくおじさんの豆知識コーナー

温泉×ゲームコラボの先駆者たちを振り返ろう

FGOと極楽湯のコラボが「異例」と言われるのには理由があるよ。これまでゲームとリアル施設のコラボといえば、主にカフェ(通称「コラボカフェ」)が主戦場だった。2010年代以降、秋葉原や池袋・渋谷のカフェが期間限定コラボを連発し、行列が何百メートルにも及ぶ事例が続出したんだ。

一方でスーパー銭湯とのコラボは、ゲームや漫画よりも地域観光との絡みが多く、温泉地の旅館がアニメ聖地巡礼に対応したコラボ旅館を展開する形が主流だった。たとえば2018年頃から箱根温泉(神奈川県)の宿泊施設が複数のアニメIPとコラボを始めたよ。

そこへ来て「全国チェーンのスーパー銭湯×国民的ゲームタイトル」という組み合わせは、業界的にも新ジャンルの開拓と言っていい。おじさんはこれが「温泉エンタメ」という文化の幕開けになると踏んでいるんだよ。

スーパー銭湯業界のコンテンツ戦略

まあ、聞いてくれよ。スーパー銭湯業界はコロナ禍の2020〜2021年に大きなダメージを受けたんだよ。緊急事態宣言下での営業制限、人々の外出自粛——業界全体の売上は最大で30%以上落ち込んだと言われている。

そこからの回復戦略として、各社がコンテンツとのコラボに力を入れているわけだ。特に20代・30代の若い世代をどう取り込むかが課題となる中、FGOのような強力なIPと組むことは理にかなった戦略だよ。

「お風呂に入る」という行為自体はどの世代も変わらないんだけど、「なぜそこのスーパー銭湯を選ぶか」という動機付けとしてコンテンツコラボは非常に効果的なんだ。

令和のお風呂文化はこう変わった

2010年代後半に「サウナブーム」が起き、2020年代には「ととのう」文化が若い世代にも浸透した。銭湯・スーパー銭湯に足を運ぶ若者が増え、同時に「銭湯×エンタメ」という組み合わせへの抵抗感も薄れてきたんだよ。FGO×極楽湯コラボはそういった時代の流れにうまく乗った取り組みといえるだろうね。

まとめ

やあやあ、いかがだったかな?

「推しと入浴」なんてシュールに聞こえるかもしれないけれど、これは確かにゲームファンとスーパー銭湯業界にとって新しい価値を生み出す取り組みだよ。リアルな体験の場にデジタルコンテンツを融合させる——これが令和のエンタメビジネスの最前線というわけだ。

極楽湯がどんな演出でFGOの世界を表現するのか、おじさんは大いに楽しみにしているぞ。ゲームのファンもそうでない人も、ちょっとお風呂でリフレッシュしてみてはいかがかな?温泉は裏切らないんだよ!