やあやあ、久しぶりに政治の話をしようじゃないか。
最近また麻生太郎さんの名前がニュースを賑わせてるね。2025年4月、国民民主党の榛葉賀津也幹事長が記者会見でこんな話を披露したんだ。「麻生太郎元首相が、トランプ大統領に切り返せるのは茂木敏充外相だと言っていた」ってね。榛葉さんが国会内でこれを語ったのは4月3日のことだ。
トランプ氏は「コロコロ話を変える」交渉スタイルで知られているが、そんな相手に渡り合えるのは茂木外相だという麻生さんの人物評。84歳になった今も、政界に対する影響力と観察眼は衰えていないわけだ。
麻生太郎という政治家、その来歴を整理しよう
まあ、聞いてくれよ。麻生太郎さんのキャリアは実に長い。
1940年9月20日生まれ、現在84歳。祖父はあの吉田茂元首相、父方の祖父は明治の元勲・大久保利通の孫という超サラブレッドだ。麻生セメント(現ASO)の御曹司でもある。
主な経歴を整理するとこうなる:
- 1979年:初当選(衆議院議員)
- 2003〜2005年:総務大臣
- 2005〜2007年:外務大臣
- 2008〜2009年:第92代内閣総理大臣
- 2012〜2021年:副総理兼財務大臣(9年間!)
- 2021年〜:自民党副総裁
総理在任中の2008〜2009年はリーマンショックの直撃を受けた時期だ。経済危機対応に追われ、約1年1ヶ月という短期政権に終わったが、その後12年以上にわたって財務大臣として日本経済を支え続けた。
おじさんが掘り下げる麻生さんの「本当の顔」
意外と知られていない外交家としての実力
おじさんに言わせれば、麻生さんの真骨頂は外交なんだよ。
外務大臣時代の2006年、麻生さんは「自由と繁栄の弧」という外交ビジョンを打ち出した。ユーラシア大陸の外縁部、つまり民主主義・法の支配・市場経済を持つ国々と連携するという戦略だ。これ、今でいうインド太平洋戦略の先駆けなんだよ。
トランプ氏が第一次政権を担っていた2017年、麻生さんは副総理として渡米し、ペンス副大統領と日米経済対話を主導した。交渉相手がいくら強引でも引かない姿勢は当時から評価されていたんだね。
失言王でもあるが、発言の本質をちゃんと見ろ
まあ、正直に言うと麻生さんは「失言」でも有名だ。
2013年には「ナチスの手口に学べ」発言で国内外から批判を浴びた。2021年には東京五輪組織委員会会長時代に「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と言って問題になった(当時、森喜朗会長が発言)。麻生さん自身も過去に複数の失言で謝罪している。
ただ、おじさんが思うに、麻生さんのキャラクターの本質は「本音を言いすぎる」ことにあるんだ。外交の場では時にそれが強みになる。今回の榛葉幹事長が紹介した「茂木評」も、腹を割った場での率直な発言だったんだろうね。
茂木外相への「お墨付き」の意味
今回の話題に戻ろう。麻生さんが「トランプ対策に茂木を」と言ったとされる背景には何があるか。
茂木敏充氏(1955年生まれ、69歳)は、通産官僚出身でハーバード大学ケネディスクールに留学した経歴を持つ。経済産業大臣、外務大臣、自民党幹事長を歴任し、2024年9月の自民党総裁選にも出馬した実力者だ。
麻生さんが評価するのは恐らく茂木さんの「交渉の粘り強さ」だろう。日米貿易交渉(2019〜2020年)でライトハイザーUSTR代表と渡り合ったのが茂木外相(当時は経済再生担当相)だ。米国側が「コロコロ変わる」要求を出してきても、最終的に農産品や工業製品の関税に関する「日米貿易協定」を2020年1月1日に発効させた。
麻生さんはそのしぶとさを見ていたんじゃないかな。
おじさん的まとめ
どうだい、麻生太郎という政治家の奥行きが少し見えてきたかな。
84歳になってもメディアで名前が出続け、現役政治家への人物評が話題になるというのは、それだけ存在感があるということだよ。功罪両方あるにしても、日本政治の60年以上を生き抜いてきた人物の言葉には、それなりの重みがある。
政治って、表に出ている言葉の裏に「誰が誰を評価しているか」という人間関係のダイナミズムがあるんだ。今回の「麻生発言→榛葉紹介」という流れも、そういう政治の動きを象徴しているね。
まあ、政治に興味がないって人も多いだろうけど、こういう人間ドラマとして見ると面白いと思わないかい?おじさんはそういう目線で政治を楽しんでるんだよ。また面白い話が出たら教えてあげるよ!
おじさんの豆知識コーナー:麻生家と日本の近代史
麻生太郎さんの家系図、知ってたかい?
祖父・吉田茂は1946年と1948〜1954年の2期にわたって首相を務め、戦後日本の骨格を作った人物だ。サンフランシスコ講和条約(1951年)に署名したのも吉田茂だよ。
さらに遡ると、麻生さんの曾祖父にあたるのが大久保利通の孫・牧野伸顕(まきののぶあき)。牧野は大正〜昭和初期に宮内大臣などを歴任した元老的人物だ。
つまり麻生さんは、日本近代史の「生き証人」のような家系の出身なんだね。1940年生まれということは、太平洋戦争の記憶も幼少期の体験として持っている世代でもある。
ちなみに麻生さんはマンガ好きでも知られ、秋葉原をよく訪問していたことが話題になったことがある。2005年には「マンガは日本文化の重要な一部」と公言し、文化外交にポップカルチャーを活用する「クール・ジャパン」路線の推進役でもあったんだよ。