やあやあ、久しぶりだね。今日はおじさん、群馬が誇るボートレース場「桐生競艇」についてたっぷり語らせてもらうよ。競艇ファンならもちろん知ってるだろうけど、実はこの桐生、ただの競艇場じゃないんだよ。全国24か所あるボートレース場の中でも、かなり個性的なところなんだ。まあ、最後まで聞いてくれよ。

桐生ボートレース場ってどんな場所?

正式名称は「ボートレース桐生」。群馬県桐生市新宿二丁目に構える、1952年(昭和27年)11月3日に開設された歴史あるレース場だよ。開設から70年以上が経過しているベテランの競艇場というわけさ。

場所は渡良瀬川の近くにあって、周囲を赤城山・足尾山地などの山々に囲まれた内陸の盆地地形。それがこの競艇場の個性を生む最大の理由になっているんだ。

コースの規模は、1周の長さが1,800m、直線距離が330m。インコース(1コース)のカーブ出口からスタンドまでのホームストレッチが比較的短めに設定されていて、それがレース展開にも影響しているんだよ。

桐生競艇が「難水面」と呼ばれるワケ

海抜215メートル!日本一高い競艇場

ここが最初の豆知識だよ。桐生ボートレース場は海抜約215メートルに位置しているんだ。これ、全国のボートレース場の中で最も高い標高なんだよ。他の多くの競艇場が海沿いや平野部にあるのに対して、桐生は山に囲まれた内陸にある。

これが何を意味するかというと、空気が薄い分だけエンジンに送り込まれる酸素量が少なくなる。つまり、同じモーターでも平地より出力が落ちやすい環境なんだ。モーターの調整が難しく、整備技術がレース結果に大きく影響するとされているよ。

風向きが読めない!山からの気まぐれな風

赤城山をはじめとする周囲の山々から吹き下ろす風が、コース上で複雑な動きをする。追い風・向かい風だけじゃなく、横風も入ってきて、ボートの操縦が難しくなるんだ。

とくに冬場は赤城おろし(赤城山から吹き降ろす北西の季節風)が強く吹き、水面が荒れやすくなる。2月〜3月はレース中に突然風向きが変わることも珍しくなくて、予想が難しい荒れたレースになりがちなんだよ。

1コース勝率が全国平均より低い?

一般的にボートレースは1コース(インコース)が圧倒的に有利で、全国平均の1コース勝率は約55〜57%と言われている。ところが桐生の場合、風の影響と水面の特性から1コースのアドバンテージが削がれることがある。

特に荒れた日のレースでは、外枠のボートが活躍するシーンも珍しくない。これが桐生を「難水面」と呼ばれる所以であり、予想の難しさと面白さが共存するんだよ。

うんちくおじさんの豆知識コーナー

ちょっと聞いてくれよ、競艇全体の話をすると、ボートレースは1952年(昭和27年)に「モーターボート競走法」が施行されたのを機に全国各地で誕生したんだ。桐生もまさにその年に開設された「第一世代」の競艇場のひとつ。

ボートのエンジンはヤマト発動機製の「ヤマト331V」が2017年より全選手共通で使用されていて、排気量は327cc。最高出力は約60馬力。このエンジン、1周のレースで回転数が7,000〜8,000rpmに達するという高性能っぷりだよ。

そして選手が着るゼッケンの色、知ってたかい?1号艇=白、2号艇=黒、3号艇=赤、4号艇=青、5号艇=黄、6号艇=緑と決まっている。これは1952年の競艇発足当初から変わっていない伝統なんだ。

桐生競艇で行われる主要レースたち

桐生では年間を通じてSGレース(最高格付けの競走)やG1レースが開催されているよ。代表的なところでは「モーターボート記念」(SG競走)が過去に桐生で開催されており、全国トップ選手が集結する一大イベントになる。

また「桐生モーターボート大賞」などのG1競走は地元群馬や関東圏のファンに大変人気が高く、開催時は観客数が大きく跳ね上がる。スタンドの収容人数は約1万5,000人で、白熱した声援が水面に響き渡るんだ。

桐生競艇の楽しみ方

現地で楽しむなら

桐生ボートレース場はJR両毛線「桐生駅」から徒歩約20分、または東武桐生線「新桐生駅」からタクシーで約10分の場所にある。無料送迎バスも運行されているから、電車でのアクセスも悪くないよ。

施設内にはグルメも充実していて、地元群馬のソウルフードが楽しめる売店が並ぶ。レース観戦しながら食事できる指定席エリアもあって、初めての人でも楽しみやすい環境が整っている。

ネット投票でも盛り上がれる

「テレボート」というJRA・NARとは別の公営競技専用のネット投票サービスを使えば、自宅にいながら桐生のレースに参加できる。2024年現在、ボートレース全体のネット投票比率は売上全体の80%以上を占めるほど普及しているんだよ。

まとめ

どうだい、桐生競艇のこと、少しは深く知ってもらえたかな。海抜215メートルという日本最高地点に位置する競艇場、山からの気まぐれな風、エンジン出力に影響する高地環境……これだけ個性的な要素が揃えば、レース予想がひと筋縄でいかないのも納得だろう?

「難水面だから難しい」じゃなくて、「難水面だから面白い」と思える視点を持てると、競艇観戦がもっと楽しくなるよ。おじさんに言わせれば、難しいコースほど選手の腕と運が如実に出るものなんだ。

次に桐生競艇を見るときは、風向きとモーターの気配にも注目してみてくれよ。それだけで観戦の質がグッと上がるから。じゃあまたね!